ＩＫＩＧＡＩ―日本人だけの長く幸せな人生を送る秘訣

茂木 健一郎【著】/恩蔵 絢子【訳】

新潮社（2018/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 192p／高さ 19cm
• 商品コード 9784104702046
• NDC分類 159
• Cコード C0098

出版社内容情報

なぜ日本人は長寿なのか。そこには効率や利潤の追求とは違う、日本独自の幸福な生き方があった。世界が注目する「生きがい」に迫る。世界が注目の〈生きがい〉を解明する、イギリスのベストセラー、待望の逆輸入！　なぜ日本は世界一の長寿国なのか。そこには効率や利潤の追求とは異なる、日本人独自の幸福な生き方があった！　ミシュラン三つ星の寿司職人からアニメーション界の巨匠、下位のまま現役を続ける力士、50万人を超えるコミケ来場者まで、脳科学者がその人生観を分析し、長寿の秘密〈生きがい〉に迫る。著者初の英語による論考。

茂木 健一郎［モギ ケンイチロウ］
著・文・その他

恩蔵 絢子［オンゾウ アヤコ］
翻訳

内容説明

ミシュラン三つ星の寿司職人からアニメーション界の巨匠、下位のまま現役を続ける力士、５０万人を超えるコミケ来場者まで、脳科学者がその人生観を分析し、日本人であるがゆえに気づかなかった「生きがい」の本質を探る。著者初の英語による論考。

目次

“生きがい”とは何か
朝、目を覚ます理由
“こだわり”と小さく考えることがもたらすもの
“生きがい”の感覚的美しさ
フローと創造性
“生きがい”と持続可能性
人生の目的を見つける
あなたを殺さぬものがあなたを強くする
“生きがい”と幸福
あなたがあなたであるために、あなた自身を受け入れる
自分自身の“生きがい”を見つける

著者等紹介

茂木健一郎［モギケンイチロウ］
１９６２（昭和３７）年東京都生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学大学院物理学専攻課程を修了、理学博士

恩蔵絢子［オンゾウアヤコ］
１９７９（昭和５４）年神奈川県生まれ。脳科学者。東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻課程を修了、学術博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はる]

充実した生き方をしようと思えた。当たり前の生活を丁寧に過ごしたり、少しずつ何かを始めたり。いきがいをもって生きている人の紹介など、いきがいとは、人生とは、いろいろと思いをめぐらしながら読んだ。

2018/08/21

[おせきはん]

茂木健一郎氏が「生きがい」について英語で執筆した本の日本訳版です。寿司、相撲、アニメなど様々な分野で活動されている方々が紹介されていました。それぞれの人の本当の「生きがい」は、他者の評価よりも、自分自身を受け入れることから始まるとするお考えに同感しました。

2023/12/29

[hk]

”生きがい”とは日本特有の語彙だと著者はいう。この”生きがい”の五本柱を…①小さく始める②自分からの解放③調和と持続可能性④小さな喜び⑤今ここにいること…と規定した上で、日本に特有な”生きがい”について解説していく。唯一神に依存した社会では、生きる意味は神によってもたらされる。そこでは誰もが壮大だが大同小異の物語しか持ちえない。他方、八百万の神を信奉する日本人には共有する大きな物語がない。しかし各自が小ぶりだが独自の物語の中で生きることが出来る。その独自の物語を「生きがい」というのだ。…無理のある一冊…

2018/08/10

[ヘレン]

茂木さん、私たちの「生きがい」を海外に英語で発信して下さってありがとうございます^^ ☆柱１小さく始める　２自分からの開放　３調和と持続可能性　４小さな喜び　５(今ここ)にいること　この５つが全部重なっていなくても、他の人には理解できない何かでも、本人が感じていればそれでいい、That's our Ikigai :-) ☆キーワード☆やおろずの神々　米　英国のクールブリタニア運動　こだわり　ラーメンの映画「タンポポ」心の若々しさ 12歳　クオリア：経験に伴う質感　夢中：フロー状態　伝説のバー EST!

2021/10/13

[makio37]

茂木氏が英語で書いた本の翻訳。①小さく始めること、②自分からの解放、③調和と持続可能性、④小さな喜び、⑤＜今ここ＞にいること、という五本柱を軸に、日本と日本人に見られる様々な＜生きがい＞の例が紹介されている。＜生きがい＞とは自分だけの人生の喜びを発見し定義し楽しむことであり、「朝、目を覚ます理由」であり、「社会全体との調和の中で、個として生きること」であり、自分自身を受け入れること、だとある。しばらく休んでしまったが、ここにレビューを書くことは私の＜生きがい＞なのだと再認識できた。

2019/07/07