内容説明
静かに苦しみつつ、時が訪れるのを待っていた。もう自分の頑張りもこれくらいだろう。そこで、よしっと決めた。―生きるのに時があり、死ぬのに時がある。2005年2月28日23時50分、彼は天に召された。フジテレビ系「金曜エンタテイメント」で大反響を呼んだ飯島夏樹のラストメッセージ。
目次
第1章 ぼくはガンの終末期(その日まで;たったひとつの宝物 ほか)
第2章 二ヶ月彼方のデッドライン(単純な質問;人生の交差点 ほか)
第3章 身体中の粘膜が破裂してゆく(吐血;下血、そして緩和ケア病棟へ ほか)
第4章 命の貯金(元旦の早朝、激しい痛みが;強いのと弱いの、どちらがいい? ほか)
著者等紹介
飯島夏樹[イイジマナツキ]
1966年、東京都生まれ。日本人で唯一、8年間ワールドカップに出場し続けた世界的プロウィンドサーファー。世界戦で数々の入賞経験を持ち、国内大会での優勝も数多い。また、グアムでマリンスポーツセンターを起業する一方、ウィンドサーフィン専門誌「Hi‐Wind」にエッセイを連載。2002年5月、肝細胞ガンと診断。翌年3月、肝移植を受けるため、すべてを引き払ってグアムから日本に移住するも、病院で「移植には適さない」と診断され、うつ病とパニック障害を併発。家族と友人の励ましにより、うつ病とパニック障害はほぼ克服したが、二度の大手術と様々な治療を施したにもかかわらず、肝臓は悪化。04年5月、余命宣告を受け、「自分は生かされている」と体感し、偶然出逢った執筆活動に生き甲斐を見出した。医師とガン患者を主人公とした処女小説『天国で君に逢えたら』はベストセラーとなる。同年8月、慣れ親しんだハワイに家族で移住。「最期のときまで物書きを続けたい」と、ネット連載「今日も生かされてます」で精力的に執筆活動を続けていたが、05年2月28日、妻に見守られながら天に召された。享年38
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