内容説明
末期ガンで余命宣告を受けた世界的プロウィンドサーファーが綴る、奇跡のようなラブストーリー。
著者等紹介
飯島夏樹[イイジマナツキ]
1966年、東京都生まれ。日本人で唯一、8年間ワールドカップに出場し続けた世界的プロウィンドサーファー。マウイ、グアムを拠点に世界大会を転戦、年間約20戦に出場。世界戦で数々の入賞経験を持ち、国内大会での優勝も数多い。また、グアムでマリンスポーツセンターを起業する一方、ウィンドサーフィン専門誌「Hi‐Wind」にエッセイを連載、ダイナミックな人柄を素直に記した文章が好評を博すなど、活動の幅を広げる。2002年6月、肝細胞ガンと診断される。翌年3月、肝移植を受けるため、すべてを引き払ってグアムから日本に移住するも、「移植には適さない」と宣告され、うつ病とパニック障害を併発。家族と友人の励ましにより、うつ病とパニック障害はほぼ克服したが、二度の大手術と様々な治療を施したにもかかわらず、肝臓は悪化。2004年6月、余命宣告を受け、「自分は生かされている」と体感し、偶然出逢った執筆活動に生き甲斐を見出した。家族構成は、妻と幼い子供4人
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感想・レビュー
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あつひめ
24
人は死を宣告された時自分の生きた証を残しておきたくなるのかなぁ。と漠然と感じました。自分の運命をなぞらえるように物語を書き進める中でもう一人の自分をどのように生かしていこうかと思いを巡らせたことでしょう。生きることへのメッセージが込められているような気がしました。2011/05/10
馨
15
自分に置き換えて考えると、人に与えたものって何だろぅ・・・? 自分が生きた証って?って色々考えちゃいました(/ω\)
Manabu
14
癌で余命宣告を受けた世界的プロウィンドサーファーが執筆した小説。患者の手紙の代筆をする精神科レジデント純一。死が間近に迫ったとき自分は家族に何を伝えようと思うのかな?2019/10/12
ちょび
10
少し読みづらい所もあったけど、病院でのリアルな感じとかは余命宣告された飯島さんだからこそ書けるお話だと思った。死ぬってことはとても怖いことだけど、愛ちゃんが言ってたみたいに天国でまた逢えると思うと穏やかな気持ちになれました。2012/04/05
*takahiro✩
7
タイトルて分かるとおりの底の浅い話でした。驚くことに第2章まで、全体の半分までが前置きで本編のスタートはそこからでした。ところが本編に入ると更に圧倒的につまらなくなり、数行まとめて1ページ10秒くらいでぶっ飛ばしてなんとか最後までページをめくりました。海の関連本でのおすすめということで読みましたが設定もストーリーも表現も稚拙で、海にたどり着く前に読む気力を失わせる全くの期待外れの本でした。最後まで書き通したことはすごいと思いますが、値段をつけて販売するような本ではないと思います。2024/09/12