内容説明
精がつく、世界の食べもの・飲みもの大集合。古今東西、あっちを元気にするための、涙ぐましい努力と飽くなき探求―。中国皇帝の伝説的強壮剤、ヘビやトカゲの強精酒、アリや巨大ヒルの仰天食…。そして、効きそうな、毎日のお役立ち食材が満載。
目次
童の清い強精強壮剤
絶倫確実、ガマ油
まぼろしの虎骨酒
オットセイ、すごさの事実
見た目もすごい中国強壮酒
起つ、タツノオトシゴ
皇帝たちが精力絶倫だったワケ
カユはカユでもすごい粥
中国、三大強精強壮剤
江戸の活力の秘密〔ほか〕
著者等紹介
小泉武夫[コイズミタケオ]
1943(昭和18)年、福島県の酒造家に生まれる。東京農業大学名誉教授。専門は発酵学、食文化論。農業博士。現在は鹿児島大学、琉球大学、広島大学の客員教授として教鞭を執っている。また、文筆家としても活躍している。学術調査を兼ねて辺境を旅し、世界中の珍味、奇食に挑戦する「食の冒険家」でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
majiro
12
学者はこうでなくちゃいけないよなあ。飽くことのない探究心というのはこういうことだ。読んでる方が疲れてくるけど、この人は、これでいいのだ。2015/11/10
Ryuji
5
★★★★☆私自身はもう絶倫になる必要も無いのですが、面白そうだな思って手にとって見ました。自分ではとても食べられそうにない物が多数あったが、読み物としては面白い本でした。それにしても古代からこれほど強精ということに対して人が探究していたとは・・・・・!ただ食だとか快眠だとかに関して極めようとする人がいるのだから、性に関しても同じように極めようとする人がいても不思議ではないのだろうなと思いました。2016/03/24
SavaMiso
3
寄食の極北にあるような本.面白いんだが,下品なのと言葉のセンスが古いので万人にはおすすめできない.2010/10/17
あや
2
古来から世界各地で受け継がれてきた強壮食の数々。ナッツやチョコなど現代では普通なものから、蛇の黒焼きなど露骨なゲテまで。ほとんどが男性のための効能だが、女性のためのものも掲載されている。実際に現地で食べているものも多く、どれぐらい効いたかまで書き留められているからすごい。男性の性の悩みが世界中でここまで普遍的な共通認識であったとはさすがに思わなかった。2024/07/04
ユ-スケ
2
おもしろい! これほんまかな?と思うものもあるが、男ならどうしても読み進んでしまう魅力にあふれている そして、書かれているどれかを試してみたくなる 食べて、ヤッテ、どうだったか、なんて続編は、ないだろなあ・・・2013/01/12