内容説明
地方営業に呼ばれたフォークシンガー、七十四歳の女流詩人と結婚した七十六歳の文学者、新聞の勧誘に北欧までやってきた黒眼鏡のヨレヨレ男、開いてるのか閉まってるのか分からない中華屋の親父…。21篇の短篇小説がおりなす、人生模様カタログ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねなにょ
4
カバーのイラストが気に入っちゃって、借りてみました。小説としては、う~む、ちょっと…。『新曲の構想』と『北欧占い』は、わりと好き。2013/01/15
あなた
3
イッセー尾形は日常のなかの非日常を描く小説を書くのがめちゃくちゃうまい。ふだんからのマイノリティへの愛のある視線のウェイトリフティングがいかんなく発揮されている。この本をトイレで何度も読み直すことが俺の青春だった。俺の青春っていったいいくつあるんだ2009/07/13
イリエ
1
登場人物に感情移入できないのに、「わかっる~」と部分的に思ってしまう。その微妙なズレは現代をサッパリと表現しているようで考えこんでしまう。2010/12/28
なお太郎
1
とんでもない人のとんでもない日常の短編集。大きな感動やストーリーの変化はないけど、暇つぶしにもってこいの一冊。2009/07/11
ゆりっぺ
0
1999年10月14日