内容説明
モンゴル北部のタイガに住む、幻の遊牧民ツァータンに会いたい!黒魔術の呪いに恐れおののき、ボランティア精神の違いに戸惑い、騎馬民族に口説かれながら、馬で走ること、1000キロあまり。大自然で味わった喜怒哀楽を丸ごと描いた辺境探検記。
目次
北京~モンゴル 列車の旅(1997年7月1日、北京駅発;酒に溺れた夜)
タイガへの道(現地調達がいちばん!;ついに、ウランバートル出発の日;寝ても覚めても草原なのであった ほか)
森の生活(タイガに到着;トナカイ・ナイト―タイガ一日目;森に息づくシャーマニズム―タイガ二日目 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sai
1
モンゴルの旅。食べ物と酒と人。自然。トナカイ。 色んな価値観が重なってぶつかっての中、食べて食べて飲んで、歩いて話して見て聞いて。良いな。しんどいこと、美しいこと、嬉しかったこと。著者さんの視点で垣間見る色々、面白い。スーテーツァイとハンガンにときめいた、どっかで体験出来ないだろうか。2020/02/04
ちぢれ麺
0
内容(「BOOK」データベースより) モンゴル北部のタイガに住む、幻の遊牧民ツァータンに会いたい!黒魔術の呪いに恐れおののき、ボランティア精神の違いに戸惑い、騎馬民族に口説かれながら、馬で走ること、1000キロあまり。大自然で味わった喜怒哀楽を丸ごと描いた辺境探検記。2012/01/12
sa10b52
0
モンゴル人の生活や価値観は我々と大きく違っていて、旅や生活を通じてそれを濃厚に浴びる体験、ときに衝突が活き活きと語られる。自然信仰とか顔つきとかは似ているのに、その似ていることが却って違いを強調するのだろうか。今までの自分の常識が、じつは自分の中だけの常識だと気づく体験ってなかなか日常では得られない。数ヶ月前に訪れたモンゴルでの体験を思い出しながら、一方でタイガという草原とは異なる場所を訪れることを想いながら完読。執筆から20年経つが、今の現地の人達はどういう生活をしているだろう。2024/09/18
サンボ
0
異文化体験の紀行文。 ちょうど旅に出たいなぁと漠然と思っていたところだったので思わず手に取ってしまいました。 プロの書き手さんにはない、荒さと勢い、みずみずしさに溢れているのと、なにより解放感が感じられる一冊でした。