内容説明
ブレヒトの思考と実践のアクチュアリティを最もあざやかに刻印する歴史的名著、復活!亡命の日々、時代の苦悩、創作と批評の現場を伝える比類なきドキュメント。
目次
デンマーク 38・7・20‐39・3・15
スウェーデン 39・4・23‐40・3・19
フィンランド 40・4・17‐41・7・13
アメリカ 41・7・21‐42・8・5
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
8
原題はArbeitslournalである本書は、亡命中の著者の思考と実践の試行錯誤が仕事の作業過程を見るように年代順に収録する。本巻では1938-42年の間のデンマーク、スウェーデン、フィンランド、アメリカへの亡命と苦難の状況の中で、多様な知識人との交流し、演劇性を劇的結末と観客のカタルシスと定義したアリストテレスの劇的演劇に対する批判的考察から、非アリストテレス演劇である「叙事的演劇」を形成する過程を辿ることができる。弁証法を止揚へと観念化せず、異化効果として実践に移す著者の考えと行為の近さに感心する。2026/08/07




