家守綺譚

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家守綺譚

  • 梨木 香歩【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 新潮社(2004/01発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 155p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104299034
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店本町店・酒井和美
駅近、庭・池・電燈付二階屋。家守求む。ただし人にあらざるもの千客万来。私はこの家に住みたい。今はなかなか感じることの出来ない、四季折々の自然がこんなに様々な姿でむこうからやって来てくれるなら、多少の怪異は我慢できると思うのです。

★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店横浜店・保良公美
100年ほど前の日本を舞台にした物語。物書きの綿貫の許には様々な精霊・妖怪が訪れる。サルスベリは恋をし、河童は犬と仲良くなる。亡き友は掛け軸の向こうから舟をギコギコ漕いでやって来る。淡々とした日常にふと混ざりあう異界が静かに美しい。四季折々の情景、日本語の美しさと共にたっぷり堪能してください。すぅ――と引き込まれます。

内容説明

たとえばたとえば。サルスベリの木に惚れられたり。床の間の掛軸から亡友の訪問を受けたり。飼い犬は河瞳と懇意になったり。白木蓮がタツノオトシゴを孕んだり。庭のはずれにマリア様がお出ましになったり。散りぎわの桜が暇乞いに来たり。と、いった次第の本書は、四季おりおりの天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。

目次

サルスベリ
都わすれ
ヒツジグサ
ダァリヤ
ドクダミ
カラスウリ
竹の花
白木蓮
木槿
ツリガネニンジン〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

497
読み終わって(読んでいる途中でもそうだったが)、しみじみといい物語だったと思う。古雅で風格のある文体。しいて先例を求めるならば、漱石の『夢十夜』か。季節の推移にともなう植物誌としての味わいも深く、繊細で静かな感興に満ちている。不思議なものが、これほどまでに日常と一体化した作品も珍しいだろう。全編に妖艶な景色が漂う、ほんとうに得難い作品だ。2012/05/03

へくとぱすかる

312
疏水・ヒツジグサ・ボート部・毘沙門・牛尾山・小関越え。「京都」も「琵琶湖」も言葉としては出ないが、大正時代?の京都郊外・山科疏水の自然の中、怪異と背中合わせの幻想的な日常が描かれる。セリフがカッコ書きではなく、長いダッシュで引かれるためか、夢で聞く声のような静謐さと、遠い時代の出来事であることを感じさせる。民俗的だが、それでもやはり近代の視点で照らされる過去の世界。琵琶湖周航歌を想起させるように、亡くなった親友が唐突に現れながら、作家志望の綿貫はそれを平然と受け止めて、自然と暮らす日常を送る。詩的小説。2020/10/20

Gotoran

270
湖でボートを漕いでいる最中、行方不明となった親友、高堂。しがない著作家、綿貫征四郎(主人公)は、高堂の年老いた父から、家守を頼まれる。大自然に囲まれた山里(の家)で、身辺に起こる異界の生き物たちの(此岸と彼岸の)不思議な怪異現象が、静かに淡々と過剰な修辞もなくすっきりした文体で紡がれた二十八篇の四季折々の草花に纏わる儚くも美しい物語。忘れられつつある日本人のアイデンティティ(侘び、風情)に結び付く、自然(花鳥風月)への畏敬の念に対する著者の思い(メッセージ)を汲取ることができた。心地よい読後感。2012/08/08

なゆ

260
不思議で怖いような出来事が、こんな風にさらりと書かれていると、すんなりあり得そうに思えてくる。河童の抜け殻、恋するサルスベリ、化かしたり恩返しする狸、昼寝の子鬼、人魚みたいな鮎、極めつけはとっくの昔に死んだはずの親友が掛け軸から現れる日々。それらの日々を季節感豊かに、おっかなびっくりしながらも飄々と綴られていて、読んでるこちらも異界がすぐ隣にあっても楽しそうにさえ思えてくる。あの隣のおかみさんみたいに、当然のように「よくあることです」って言いたくなるような。ちょっとワクワクした一冊。2013/01/18

masa@レビューお休み中

251
数々の読友さんが梨木香歩のベスト作品だから読むべしとオススメされた一冊。読んでみて、その良さはすぐにわかってしまった。なぜ、こんなにも奇異で異端な人々を描いているのに、しっくりとこの身に馴染んでしまうのだろうか。そう思ってしまうくらい、瞬時に物語の中に入り込んでしまえるのだ。友人は亡くなっているのに度々現れるし、木であるはずのサルスベリは主人公に懸想してしまうし、他にもおかしな出来事が実に見事に描かれている。それも違和感がないくらいに…。もしかしたら現実と異界の境目というのはあってないのかもしれないなぁ。2016/05/02

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