新しい生物学の教科書

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  • サイズ A5判/ページ数 249p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784104231027
  • NDC分類 460
  • Cコード C0045

内容説明

曖昧、言葉足らず、決めつけ、論理の飛躍といった検定教科書の問題点を鋭く突き、学校で教えられるべき「生命の学問」の本質を探る。生命の起源、発生、遺伝子、性の決定、生態学、進化論などの主要なテーマを再構成し、新たなテーマ「がん」や「脳と心」を加えた、21世紀対応の生物学教科書。

目次

種とは何か
遺伝と変異
減数分裂
性の決定
進化のしくみ
生命の起源と初期の進化
進化パターンと大絶滅
生物多様性
相同とは何か
免疫とは何か〔ほか〕

著者等紹介

池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年東京生まれ。東京教育大学理学部卒業。東京都立大学大学院博士課程修了。現在、山梨大学教育人間科学部教授。構造主義生物学の地平から、多分野にわたって評論活動を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫柳

2
理系科目が苦手で生物学をざっくりでいいから学びたいと思い読んでみた。各章にあるまとめの存在がありがたい。この本でもどちらかと言うと心と脳は同一であるという見方で、フィニアスゲージの例が載っている。しかし二元論的立場では心理学は科学では無い扱いなのだろう。 人間理解が少し深まったように思うが、やはり苦手なので難しい用語を使われている場合はさっぱりで、その時は潔く諦めた笑。2023/09/22

伊野

2
筆者は構造主義生物学に基づいて考察する。これは例えば、旧人類が手や指先を用いることで脳が巨大化したのではなく、脳の巨大化があったから指先を用いて複雑な作業が出来るようになった、という適応よりも順応に寄った考え方である。それにしても、教科書は学術的視点から読むと意外と面白い。学校の授業では表面をなぞるばかりでそれほど深く掘り下げない。しかし、本書を読んで、掘り下げたところにこそ興味の種は存在するような気がした。理解困難にならない程度に、分野ごとに有機的繋がりを持たせること。2019/02/04

わお!

2
◾️高校の生物を修了した前提で書かれた本。中学までしか生物に触れてこなかった読者(例えば自分)は、内容理解がなかなか困難。万人向けではない。◾️とはいえ、色々と小話が載っており、生物を学んだことがなくても、面白いパートもあった。◾️(抜粋)現代文明というのは要するに過去の生物が億単位の年月をかけて作った財産を、100年単位で消費している生活様式のこと。2019/02/02

Doraneko358

1
よくわかんないけど、必要ならばまたいつか読もう。2017/04/10

ルアット

1
高校のとき生物学を習っていたが、こんなこと習ったっけということがたくさんあって新鮮だった。広く浅くという感じだったので、素人にはなかなか面白かった。2011/11/02

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