アレキサンドリア、わが旅―砂塵と海鳴のはざまで

アレキサンドリア、わが旅―砂塵と海鳴のはざまで

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104170012
  • NDC分類 294.2
  • Cコード C0095

内容説明

王朝、民族、攻防、栄光、悲惨、再生…エジプト=アレキサンドリアの二千三百年―心ゆさぶる重層の歴史を読みとく旅。

目次

聖カテリーナ修道院―プロローグ
アレキサンドリアの二千三百年
タハリール広場に歴史は眠る
エル・アラメイン攻防の跡
アブキール海岸の栄光と凄惨
ロゼッタ・ストーン発見故地
ダミエッタとナイルへの想い
ワディ・ナトルンの修道院
メルサ・マトルーハの「砂漠の狐」
レセップスとナセルのスエズ運河
革命と混沌のアレキサンドリア
クレオパトラ幻想
カイロ空港―エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナウラガー_2012

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【ナイル川】6700kmかけてヴィクトリア水系から流れてくる白ナイルと標高4000mを超えるエチオピア高原から流れてくる青ナイルが合流して世界一の長さになっている。大古、ナイル川は月から流れてくると信じられていた。アラン・ムアヘッドの『白ナイル』、【サッド】白ナイルが青ナイルに堰き止められるためにできたような琵琶湖の100倍もの広さのサルガッソ草に埋もれる湿地帯

ナウラガー_2012

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場所/英は植民地支配時代エジプトに60回”独立”を約束させたが、二枚舌外交によって一度も実行しなかった/アブキール:1798、ナポレオン艦隊がネルソン率いるイギリス海軍に撃滅された所/ロゼッタ(現エル・ラシッド):仏シャンポリオンがヒエログリフの解明を発表した1822から『エジプト学』が盛んになった。18C末にナポレオンの軍隊が英に制海権を奪われた対抗策として海辺に要塞を建設する時に一人の兵士が古代ギリシア語とヒエログリフが刻まれた石碑を発見

ナウラガー_2012

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跡に城塞を築いたカーイトベイはマムルーク朝の名君で僅か50ディナールで買われた白人少年奴隷だった/アレキサンドリアは、7Cイスラム勢力が入るまではキリスト教が隆盛していた。降伏文書を交わしたのはアレキサンドリア教会のキュロス総主教だった/エル・アライメンの戦場:WW2で”砂漠の狐”と称されたドイツのロンメル(ロンメルはユダヤ人捕虜に対しても寛容でヒトラーを無視した。アラブの現地人に対しても寛大で、部下に報復措置を一切禁じたので、エジプト人からも大人気だった)とチャーチル率いる英が激突した

ナウラガー_2012

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砂漠道路(国道11号線):カイロ~アレキサンドリア間の幹線道路で約二時間(農業道路1号線もあるが整備されてなく渋滞が酷い)/エル・アガミ:19Cに欧州人がリゾートを作った地で、1798にナポレオンがエジプト遠征した際の上陸地点/アレキサンドリア2300年の歴史。アレキサンドリアは10m掘れば千年前が、20m掘れば二千年前の遺跡が現れる/ファロスの灯台(紀元前ギリシアのヘロドトスが世界の七不思議に数えた、地上120m、周囲60mの4層建ての尖塔に7mのポセイドン像が経っていた灯台)

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