内容説明
ばかばかしいくらいやさしいお茶を。心を見せあえるのは大好きなガールフレンズ。あたたかな友情を描いた陽だまりのような絵本。
著者等紹介
おーなり由子[オーナリユウコ]
1965年生まれ。やわらかな絵と文による「絵の本」を作っている
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感想・レビュー
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ままこ
103
何かと気が合うお隣のリリコさん。さりげない思いやりのある友情にほっこり。〈お互いの中に、その人のための椅子を用意する〉あとがきの友達とはの考え方もいいな。おーなり由子さんの柔らかな絵と文が優しく沁みる素敵な作品。梨の香りがするミルクのお茶飲みたいな。2020/09/06
おくちゃん🌹柳緑花紅
96
図書館で目があって棚から手に取る。読んでいるうちに、あれ?文字が見えなくなってくる。私の瞳は何かの水で溢れそう。あとがきに友達になるということは、お互いの中に、その人の椅子を用意することなのかもしれません。。。。。大切な椅子をなくさないでいられるとしたら、それは相手のおかげなのかもしれません。そうだね‼相手のおかげ♪素敵な一冊。2015/11/30
emi
45
このミルクのお茶は、男の人とは飲めない。大切な女友達としか。梨の香りの紅茶が2割、のこりはぜーんぶミルクでお砂糖はなし。隣のリリコさんと、仲良くなるたび、ミルクはどんどんふえていった。失恋のたびに、出会うたびに、泣くたびに、笑うたびに…。リリコさんに、ねぇお茶飲まない?と声をかけて、うんいいよ、と一緒に飲むミルクのお茶は、なんて心安らかなお茶でしょう。なのに…。こんなお隣さんがいたら、こんなお友達がいたら、時につらいことがあってもいい。だって一緒にミルクのお茶を飲んで、泣いて笑って元気になれるのだから。2015/05/31
hiro
39
素敵な絵本(灬˘╰╯˘灬)。・゚ 私の宝物になりました。読みながら海外にいる友人を思い浮かべ…フフフと笑ってしまいました(*-艸・*)「友達になるということはーお互いの中に、その人のための椅子を用意することなのかもしれません。」(あとがきより)友人に 今は照れくさくて この絵本の話は出来ないけど いつか話せたらいいなぁ~(*・艸・)2015/05/17
kiisuke
39
同シリーズの「幸福な質問」がとてもよかったのでこちらも。幸福な質問はカップルのお話でしたが、こちらは友情のお話。出逢いと別れの季節の春へ向かう、この時期に読めたことも良いタイミングでした。だれかを想う気持ちって素敵だなぁ。温かくてこころにしみました。最近コーヒー派の私もミルクたっぷりのお茶が飲みたくなりました。そして…一番最後のページのふたりにまたまたジーン…♡2015/02/15