新 三河物語〈上巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 364p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104004225
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

今よみがえる、大久保一族の清冽な「忠」。戦国末期を描き切った待望の歴史巨篇(上・中・下)の上巻。家康は如何にして最強の家臣団をまとめあげたのか。そして、家臣たちは如何にして主君を天下人たらしめたのか・・・。大久保彦左衛門が綴った『三河物語』が、四百年近くの時を経たいま、歴史小説の名手の筆で、鮮やかによみがえる──。

おのれの功を鼻にかけず、利を求めず。徹底した忠誠心をもって主君を天下人にした大久保一族。功とは何か、忠とは何か。武士の在り方を生涯問いつづけた大久保彦左衛門が見る、家康の天下統一への軌跡――。

内容説明

永禄三年。三河の長い夜が明けたとき、ひとりの男児が生まれた―幼き彦左衛門がみた、若かりし天下人の素顔。今川義元が桶狭間に斃れ、松平元康(のちの家康)は岡崎城に帰還する。今川の支配を脱した元康に立ちふさがったのは、寺内町に拠る門徒宗だった。忠義を尊ぶか、信仰に殉じるか。主君と家臣、友と友、父と子にいたるまでが敵対し、信念を懸けて戦った三河一向一揆を描く第一巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

20
若い頃の松平家康と大久保党の物語。上巻では、桶狭間から三河一向一揆に真っ向から取り組んだ。若き家康とその家臣団の血の通った繋がりが展開される。三河の地理感に乏しい私でも楽しめたわけで、三河の人は読めばいいかも。大久保一族は同じ名前ばかりで混乱します。系図表が欲しいw2011/03/21

Book Lover Mr.Garakuta

14
【図書館】【速読】:ざっと目を通しただけだけど面白かった。登場人物も多くて、十人十色の世界だと思った。テンポよく物語も進み。個性あふれる人物がコギミヨク描かれており良かったですね。2023/04/20

Book Lover Mr.Garakuta

12
【図書館】【速読】【再読】【既読】:大久保さんの視点から見た家康像に迫る本である。人質時代から始まり一向一揆との戦いが終息するところまでの話。2023/04/21

とし

8
何度目かの再読。情報量が多すぎて読者の対象年齢はやや高めだが、大好きな作品。主人公は江戸時代に<天下のご意見番>と謳われた大久保彦左衛門だが、この上巻ではまだ幼児。兄である大久保忠世、忠佐兄弟を軸に、桶狭間の合戦から三河一向一揆を経て家康が三河西半国を平定するまでの期間を描く。三河一向一揆をこれほど熱く描いた作品は他にない。弱小勢力だった頃の家康の苦労や、その情の篤さや血のぬくもりまで、よく伝わってくる。2015/09/09

ホン

3
骨肉の争いの三河一向一揆の収拾にあたっての若き家康の聡明さも光ればそれを支える大久保一族との主従の信頼関係も際立つ。これも今川の人質として幼少の頃からの家康の苦労と我慢と忍耐の経験がそうさせたのだろうが将来の天下取りとしての器量がこの頃から自然と育ってたようにも思える。こう書くと家康が主人公のようであるがこの元となった「三河物語」の作者の大久保彦左衛門がもちろん主役であるがこの上巻ではまだ子供。似たような名前の登場人物が多く最初は読み辛かったが次第に慣れる。中巻へ。2019/05/22

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