内容説明
全世界を変えるには、ある一点を変えれば充分である―。神学者ヨハネスを主人公に描く大いなる秘儀をめぐる物語。注目の新鋭の書下ろし、目眩く哲学冒険小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホレイシア
6
これも旧バージョンで持っている。タイムリーに読んだのが自慢である。ちなみに錬金術を扱った本です。2008/01/28
更新停止中
1
ブリューゲルの絵をモンティ・パイソンが映画化したような、隅から隅まで詰まったものたちがうごめいている感。怒られるかもしれないけど、この題材とこの知識と文章力を使ってここまで『ばかばかしい』ところが好き。ベアトリクス姫が一番『謎』の存在と言うか、この子だけ人格とか意志みたいなものが何もない存在なのが最後まで気になって、最後のアレで解ったような解らないような感じで終わった。2010/03/24
菊谷
1
この人の描く男性のようでありたいが、なろうと思ってなれるものでもない。2009/09/15
guppi524
0
遥か昔に読んだ本なのだが、気になって再読。西欧中世異端学者の物語と言えばありきたりなのかもしれないが、話の筋立てが美しいと思う。2014/05/31
更新停止中
0
何だか急に読み返したくなって。どれもこれも何か元ネタがありそうで「こういう感じのあるよな」とは思っても「これってアレですよね」とはならないぎりぎりの所で軽々と笑っている感じ。第九章の修道士たちの悪夢っぽさがたまらなく好きだ。しかし何度読んでもこの「頭のいいボンクラ男」の描写が絶妙というか主人公ヨハネスがほれぼれする程ダメな人でまるで感情移入出来なくてすごく面白い(褒めている)。騎士殿がバカで好き。2012/01/31
-
- 和書
- ヤマギシズム学園顛末記