内容説明
大正十年冬、宮崎県日向〈新しき村〉の武者小路実篤の許に美しい女岡田晶が現れた。白樺派文学者たちが見守るなか、実篤、妻房子と晶子、三人の不思議な愛情生活が始まる―。奇才荒俣宏が、白樺派に託して愛と結婚のかたちを問う待望の長編幻想小説。
感想・レビュー
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ヨハネス
4
漫画「前科者」で、斉藤みどりが佳代に勧めていた、ただそれだけで予備知識ゼロで読んでみた。これ、実話なのか。想像を絶する生活と、ぞろぞろ出てくる文豪たちと、事実は小説より奇なりを実感した。筋とは関係ないが、関東大震災が逗子でもそこまで揺れたと知らず。いろいろ、驚きの連続だった。しかし文豪たち、揃いも揃ってひどい奴が大勢いたものだ。2024/09/08
小林ミノリ
0
武者小路実篤らの白樺派コミュニティー「新しき村」で行われる新しき結婚、新しき愛のかたちを問う幻想恋愛小説、奥村さんの装画も素晴らしいハードカバー版が良い。
澤水月
0
951205
