内容説明
後醍醐天皇による北条幕府打倒の挙兵から、足利政権確立に至る南北朝動乱の50年―すべての価値観が崩壊した時代を、人々はいかに生き、いかに死んだか。戦場においては命を惜しまず、しかし寝返りも恥とせず―明日を知らない人間たちの壮絶なドラマ『太平記』を、リズミカルで格調高い原文で楽しむために、山下宏明名古屋大学教授が、読みやすい本文を作成、詳細な注釈と明快な現代語訳(傍注、色刷り)を付す。
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