内容説明
腕力、資力ともに平均以下だが、詐欺師よりも口達者。追及されてもどこ吹く風。機転だけは天下一品の世間師コンビ。浮気調査で小金をせしめ、老舗旦那を煙に巻き、ヤクザ相手に一芝居。一枚上手の四面堂遙に、骨董商の凄腕婆さんが加わって、あの手この手のコンゲーム。この女たち、タダものではない…。騙される快感と鮮やかなオチ、ここに凝縮!名手の技と軽みきわまる痛快短編集。
著者等紹介
逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年東京生まれ。中央大学法学部卒業後、広告代理店に入社。80年、「暗殺者グラナダに死す」で第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞。87年、『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞を受賞。97年より執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くらげ@
13
(☆☆☆)シリーズ第2弾。だましだまされの短編集。世間師の遥の出番が少ないためか前回よりも爽快さが欠けたように感じましたが、骨董屋のツルが登場し、良い刺激になっていると思います。今回は主人公が少しお人よし?抜けている?ような気がしないでも・・。でもそこが良いのかもしれないですね。2016/05/18
Shinichi Oota
5
買ってから続編と知りましたが、何も考えずに順調に読めました。 短編集なので1日1編ぐらいで読み進みましたが面白かったです♪2015/11/11
fukui42
4
シリーズものだったのね。しまったこっちから読んじゃった。まあ、それほどの謎解きもなく、あっさり読めました。2016/04/06
Taro
4
個人的には好きな作品。この種の類の本は、ハマってしまいます。短いながらも展開がきっちりしており、内容も面白かった。作者の細かいところの設定が、こだわりというか遊びというかそういうものも垣間見えて面白かったです。2011/11/25
きりきり
3
軽いタッチの短編で気楽に読めます。 裏を考えながら読むんですが外れます。 ちょっとちがいますがルパンと不二子のようなしたたかなのは 女性という感じですね・・・。 続きがあれば読んでみたいです。2014/05/10