内容説明
テレビにもしばしば登場する高名な大学教授から葬儀の依頼がきた。タチの悪い流感にかかっていた若く美しい夫人が急死したとのこと。信頼のおける医師の死亡診断書も埋葬許可証もそろっていた。でも、風邪ぐらいで死ぬのだろうか。もともとアレルギー体質だったというが…。死化粧を終えた頃、金のネックレスの下にうっすらと蒼ずんだ輪がうかんできた。葬儀社の女社長・石原明子がいだいたかすかな不審が、遺族の舞台裏を照らし出していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
2
ツッコミどころ満載の2時間ドラマの再放送を見ていて興味を持ったので山村美紗の原作を読んでみた。原作を読んでわかったこと。1 「赤い霊柩車」は出てこなかった。明子が買った赤いスポーツカーのことを象徴的に言うらしい。しかし葬儀社が請求書を持って行くのに赤いスポーツカーは いくらなんでも ないだろが((+_+))。確かドラマではこんな映像だったような…坂を霊柩車が登ってくる。⇒あの特徴のあるルーフ部分が見えて あぁ 霊柩車だなぁと誰もが思う⇒車体が見えてくると なんと赤い!(以下はブログに)2010/01/21