自由の丘に、小屋をつくる

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自由の丘に、小屋をつくる

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103552512
  • NDC分類 527.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「生きる力ってなんだろう?」セルフビルドしながら問い続けた6年間の軌跡。40代で母親になって考えた。「この子に残せるのは、“何かを自分で作り出せる実感”だけかも」。そこから不器用ナンバーワンの著者による小屋作りが始まる。コスパ・タイパはフル度外視。規格外の仲間たちと手を動かすほどに「世界」はみるみるその姿を変えていき……。暮らしと思索が響き合う、軽快ものづくりエッセイ。

内容説明

東日本大震災をきっかけに「物を買って消費するだけ」の価値観に疑問を抱き、自分の無力さも自覚した著者。子どもが生まれ、その思いは深まる一方だった。この困難な時代をわが子が生き抜くために自分にできることは何なのか―導かれるようにたどりついたのが「小屋を作る」ことだった。コロナ禍や大型台風の襲来など想像を超える出来事が続くなかでかけがえのない人たちと出会い、ひとつひとつ壁を乗り越えて行くうちに、著者の心の奥底からふだんは意識もしなかった思いがふつふつと沸き上がる。「効率だけが正解なの?」「生きる力ってなんだろう?」そして「自由とはなにか」…。あなたの価値観をやさしく揺さぶる、ものづくりエッセイ。

目次

それはずっと一緒にいられない娘のために
世界でたったひとつの机が生まれた
ハイジの小屋と新しい風景
実家リノベーションは修練の場
未来予想図 ここに決めた!
人力で土地をならすと古墳が生まれた
西部開拓史が生んだ工法で進め
こどもの日は自家製コンクリートを作ろう
壁は一夜にしてならず
平面から立体に―闇を切り裂く叫び声
なんのための小屋なんだ
タコを捕まえる女と裸足の男、そして体力の限界
全ては窓辺の景色のために
ときには雨もいいものだ
終わらない台風との戦い
快適なトイレへの道
トイレなんか、青いバケツで十分だ
最初で最後の全員集合!―いつかまた小屋で会おう
さよならだけが人生なのか
壁を塗りながら本当の自由について考えた
パリへのオマージュを魚の骨柄にたくして
みんなの思い出、井戸掘りサマー
BON VOYAGE!

著者等紹介

川内有緒[カワウチアリオ]
ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。行き当たりばったりに渡米したあと、中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学大学院で中南米地域研究学修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞、『目の見えない白烏さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)でYahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

71
都心から離れた山梨県の田舎に土地を探し、DIYで小屋をつくる。この家族プロジェクトは、効率主義の世の中の流れに抗して、「ものを買う」以外の選択肢を持つこと、自分の娘に田舎をもたせることで始まる。土地の測量にはじまり、水平器を使っての土地ならし、自家製でコンクリートを練ったり、「2×4工法(ツーバイフォー工法)」で小屋を組み立て、インパクトドライバーでビスを打ったりする。小屋作りは家族を結びつけ、本来ならば出会わなかった人たちを引き寄せ、同じ場所で同じ時間を共有する。→2024/11/21

pohcho

62
ご結婚されて40代で母親になった川内さん。娘のために自然の多いところに手作りで小屋を建てたい。そんな思いつきから始まった川内家の一大プロジェクト。DIY工房で娘の机を自作するところから始まり、実家の床張りをして(それだけでもすごい)山梨に土地を見つけ、本当に一から何年もかけて自分たちの手で小屋を完成させる。自作の窓とかコンポストトイレとかいろいろと興味深かった。ヘリンボーンの床も素敵。小屋づくりを通して出会った人達も皆それぞれに素敵な方ばかりで、ご縁の大切さや助け合って生きていくことの素晴らしさを感じた。2024/03/08

ぶんこ

43
不妊治療の末にやっと授かったナナちゃん。自然の中で子育てをしてみたいと山小屋を。考えはしても実行にまではいかない人が多い。有緒さんはやってしまった!しかも、かなりアバウトなのに、周りの人が自然と手助けしているのもすごい。プロ大工さんの丹羽さん、建築家のタクちゃん、ソネッチなどなど。みんなでわちゃわちゃしながらが楽しいからでしょう。ナナちゃんも健やかに育っていて、遊びも空想爆発!不器用で面倒くさがりといいつつ、ワークショップで技を鍛え、実行に移している。失敗にくよくよしないのもいいですね。面白かったです。2024/03/06

ばんだねいっぺい

27
川内さんの本だからと内容も知らずにパラパラとめくる。夢中になる。子どもの話になるかと思えばそうではなく、川内さんの目の向く先がくるくると変わって、セルフビルドの話が、結局、人間の話になってるところが、とってもよい。2024/05/10

檸檬の木

19
仲間たちの手も借り小屋を作った夫婦と娘の記録でした。小屋を作る事が生きる力となり娘を成長させてくれるかもしれないと思ったからだ。小屋は年数をかけ建てられたが、その間に娘は成長していき、一方で家作りの仲間も増えていった。単なるDIYで家を作る本ではなく、親子の成長の記録と仲間作りの本である。ここに出てくる仲間たちは、楽しそうに家を作り、また人生を謳歌している人たちでした。自分で目的を作り、どうなってものD、いいからのI、やろうのY、DIYの精神を発揮し、人生を生きていく事を教えてくれる良書でした。⭐︎52024/01/04

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