出版社内容情報
解決したはずの事件に潜む不穏な影。真相を覗こうとする瞳が映したのは――。警官の尾崎は三年前の光景を映す右眼を持っているが、捜査に不正の疑いありと告発され、監察から出頭を命じられる。窮地に陥る尾崎の前に、かつて地下鉄内で起きた無差別殺人の再捜査に協力すれば、告発を見逃すと持ち掛ける男が現れ……。証拠能力のない特殊設定を地道な検証で圧倒する、比類なき警察小説、待望の第二弾!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
anxiety
7
交通事故でフィアンセと右目の視力を失ったら、或る場所の3年前(アバウトではなく秒まで正確)の出来事を視る能力が右目に宿った女性刑事・尾崎が主人公。犯行が行われた時間の丁度3年後にその場に立てば、犯行の一部始終を視ることができるので理屈抜きに犯人が分かる、という、SFの様であり倒叙ミステリーの様でもある構造が魅力的。こんなチートな能力に基づく捜査なのに警察小説として面白いのだからお見事。深澤、弓削と推論を展開する際の単調さがやや気になったけど、十分魅力的な作品。おすすめ。2026/03/27




