独占告白 渡辺恒雄―戦後政治はこうして作られた

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独占告白 渡辺恒雄―戦後政治はこうして作られた

  • 安井 浩一郎【著】
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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103548812
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

「最後の証人」が語る戦後日本の内幕。NHKスペシャル、待望の書籍化! 1945年、19歳で学徒出陣により徴兵され、戦争と軍隊を嫌悪した渡辺。政治記者となって目にしたのは、嫉妬が渦巻き、カネが飛び交う永田町政治の現実だった――。「総理大臣禅譲密約書」の真相、日韓国交正常化交渉と沖縄返還の裏側、歴代総理大臣の素顔。戦後日本が生んだ稀代のリアリストが、縦横無尽に語り尽くす。

内容説明

1945年、19歳で学徒出陣により徴兵され、戦争と軍隊を嫌悪した渡辺。政治記者となって目にしたのは、嫉妬が渦巻き、カネが飛び交う永田町政治の現実だった―。「総理大臣禅譲密約書」の真相、日韓国交正常化交渉と「極秘合意メモ」スクープ、沖縄返還の裏側、歴代総理の素顔。戦後日本が生んだ稀代のリアリストが、縦横無尽に語り尽くす。

目次

戦後政治“最後の証人”―永田町を睥睨する主筆室
敗戦―原点となった戦争体験
共産党活動―学んだ権力掌握術
新聞記者と“運命の山”―命を賭した武装組織の取材
永田町の現実―せめぎ合う保守勢力
岸信介と安保改定―民意を得られなかった“戦前性”
密約と裏切り―政治家たちの権謀術数
盟友・中曽根康弘―“二人三脚”で目指した総理の座
日韓国交正常化交渉―取材者か、当事者か
沖縄返還―問われたジャーナリズムの姿
田中角栄―知られざる戦争体験と、その虚実
中曽根政権―戦場体験と現実主義
喪失されゆく“共通基盤”

著者等紹介

安井浩一郎[ヤスイコウイチロウ]
NHK報道局政経・国際番組部政治番組チーフ・プロデューサー。1980年埼玉県生まれ。2004年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、NHK入局。仙台局報道番組、報道局政治番組、報道局社会番組部、放送総局大型企画開発センターのディレクターを経て、2020年より現所属。戦後史や政治分野を中心に、主にNHKスペシャルなどの報道番組を制作。2022年度の拓殖大学客員教授も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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10
渡辺恒雄、通称「ナベツネ」。どうしても元巨人軍オーナーというイメージが強く、球界再編時の振る舞いも含め、いい感情を持てない人物です。そんな彼の特に昭和時代に迫ったノンフィクション。描かれているのは、敏腕記者として、昭和の大物政治家達と関係を持ち、時にブレーンとして助言を与え、スクープをものにする姿。一貫しているのは、太平洋戦争を経験した者として、戦争を忌み嫌っているところ。今の政治家もほぼ戦争を経験してない世代となり、こうした経験を語れる人も少なる中、貴重な話を聞かせてもらったように思います。2023/06/01

5
数週間前に回顧録を読んでしまったのでそこまでの衝撃は流石に。だけど番組を見た時のとんでもないものを見てしまったという記憶は鮮明に覚えている。戦争体験から始まる部分こそ今の時代にも語り継がれてなければならないことである。シラミの話や思想の話も含めて。あと、男のジェラシーはいつだって離せないということも。諸々も含めて、昭和というのは緊張感に包まれた時代であり、そこで打ち勝ってきたのか、それとも頓挫してしまったのか。という話でもあるか。渡辺恒雄入門としては最適な一冊(映像の方が尚良だけども)。2023/03/05

ラララ

3
安井浩一郎 1980年生れ。2004年早大政経卒、NHK入局、報道局政経・国際番組部政治番組チーフプロデューサー。読売新聞のドン、渡辺恒雄のインタビューを通じて、戦後の政治、政局をレビュー。昭和は遠くなり、政治も変わってきたが、戦争経験者吉田茂をはじめとする歴代総理ほか政治家の反戦意識、渡辺の反戦意識は学ぶべき点多数。鳩山、石橋、岸、池田、佐藤、三角大福中などの時代背景も再認識。2023/05/15

市井吉平

3
一言で言って面白かった。ナベツネと言えば自分が中高の頃だったか、メディア界のドンで巨人のオーナー?で偉そうなことを言ってるジイさんというイメージしかなかったのだけど、東大に入って哲学者を目指していたということや、戦争中の体験が反戦という主張につながっていたとか…不勉強だった。大物政治家とも関係を結びつつ、戦後の政治に当事者として関わってきたこと等。なお本書は、渡邉恒雄氏を本書の軸にしながら、戦後の政治を動かしてきた政治家たちの戦争経験が戦後政治の共通基盤になっていたというメッセージで貫かれている。2023/03/05

つじー

3
政界の裏側を活写した数々の証言も興味深いが、それ以上に戦後日本が「戦争体験」という共通基盤によって支えられていたことを痛感する一冊。その基盤がほぼない現代は本当の意味で「もはや戦後ではない」と言える。いずれ平成編も出るとか。共通基盤を失った現在の日本で、考えが大きく異なる人たちが対話や議論を行うのは非常に困難なのではないか。それが「分かるやつに分かればいい」、「分からないやつは相手にしなくていい」といった対話そのものを忌避したり拒絶する姿勢に繋がっていくのかなと思ったり。おすすめ!2023/02/14

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