内容説明
昭和二年。関東大震災で最愛の妹を喪った八重は、妹の婚約者だった竹井と結婚したが、最新式の住居にも、新しい夫にも、上手く馴染めない自分に苛立ちを感じていた…。昭和と共に誕生し、その終わりと共に解体された同潤会代官山アパート。その一室からはじまった一家の歳月を通して描かれる、時代の激流に翻弄されても決して失われない“家族”―すなわち“心の居場所”の物語。
著者等紹介
三上延[ミカミエン]
1971年、神奈川県生まれ。大学卒業後、中古レコード店、古書店勤務を経て、2002年『ダーク・バイオレッツ』でデビュー。2011年、古書にまつわるミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』を発表し、ベストセラーシリーズとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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