昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記

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昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記

  • 小松 貴【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 新潮社(2018/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103517917
  • NDC分類 486.1
  • Cコード C0045

出版社内容情報

天賦の好奇心と驚異の観察眼を持った少年は、「裏山」に籠って昆虫学者となった。足元の生き物たちの神秘を極上の筆と写真で描く。ようこそ、知られざる昆虫たちと、それを追う昆虫学者の驚くべき生態の世界へ! 近所の裏山であらゆる生き物と戯れながら育った少年は驚異の観察眼を手に入れ、「奇人」と呼ばれる無双の昆虫学者となった。深夜の森にガの交尾を見つめ、雪の中で擬態するトンボに感涙し、洞窟を這ってメクチビゴミムシを探し、新種発見かと思いきや糠喜びで身悶えする――極小世界の神秘を写真とともに描く極上エッセイ!

小松 貴[コマツ タカシ]
著・文・その他

内容説明

稀代のナチュラリストが描く身近な自然の博物誌。

目次

第1章 昆虫学者になってみた(水田のカエル;カラス―この親愛なる敵(1・2) ほか)
第2章 昆虫学者の戦い(アズマキシダグモ;水中のカプセルルーム ほか)
第3章 昆虫学者の愉悦(森の暗闇とクスリと酒と;冬の秘めごと ほか)
第4章 昆虫学者のもの思い(簡単だけれどとても難しい!メクラチビゴミムシの飼育;地底の叫び ほか)
第5章 昆虫学者はやめられない(普通と珍―その曖昧な境界線;「新種」のお作法 ほか)

著者等紹介

小松貴[コマツタカシ]
研究者。1982年生まれ。信州大学大学院総合工学系研究科山岳地域環境科学専攻。博士課程修了。博士(理学)。九州大学熱帯農学研究センターを経て2017年より国立科学博物館にて協力研究員。2014年に上梓した『裏山の奇人―野にたゆたう博物学』(東海大学出版部)で、「南方熊楠の再来!?」などと、各方面から注目される、驚異の観察眼の持ち主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

74
NHKのラジオ番組のカルチャーラジオで著者が最後に「次回も私と虫取りに付き合ってもらう」と謎の言葉で締めくくるのが面白いと思い、著者の本を読むことにしました。虫は正直苦手な方ですが、虫たちの不思議な生態について一般人の興味を引くように書かれています。虫たちの共生を何か美しいもののように考えるのは人間の妄想であり、両者ともに自分たちのことしか考えていないのだという指摘は興味深く感じました。また、研究者の生活もいろいろと大変なのだということが外国の事例と対比から知ることができました。2020/05/30

マリリン

48
「野生動物の法獣医学」を読了後だったので徘徊の記は更に楽しく読めた。幼少期広大な敷地(果実や野菜、花が植栽され雑木林もあった)に沿って流れる川があり山もあるという環境で育った故(父の道楽⁈)、昆虫・動物植物は遊びの一環として触れることが多かったので懐かしかった。これ見た事ある、捕まえて遊んだ、飼育し観察した...等々。知らない昆虫にときめき姿の美しさにみとれ、昆虫学者の生活に感嘆し、自然現象と洞窟の関係が興味深い。リスと戯れ鳥やヘビ昆虫等との出会いに感激する近年。弟と沼で泥を塗って遊んだのはヒキガエル?2022/08/18

AICHAN

39
図書館本。小さいころ私は昆虫学者になりたいと思っていた。断念したのは、どうしても毛虫恐怖症が治らなかったからだ。さて、この本は私と同じように子供のころから昆虫が好きで、それで昆虫学者になった人のエッセイ。と思ったら、まず登場したのはカエルで、次はヘビ。著者は昆虫に限らず動物が大好きなのだ。昆虫に関しては私の大好きなフライフィッシングで使うカディスフライの元になっているトビケラについてとか、石をひっくり返すと現れる小さな昆虫とか洞窟の中にいる小さな昆虫しかについて書いている。動物に対する愛溢れる著作。2022/07/25

つちのこ

38
昆虫のみならず、カラス、ヘビ、リス、クモ等のウンチクが詰まり、生物全般の知識と守備範囲の広さに驚く。著者が単なる昆虫学者で収まらないのが、“南方熊楠の再来”と言われるゆえんか。本書をもって、昆虫学が新種の発見と分類だけにとどまらず、一種ごとの生態の解明という気が遠くなるような地道な研究の上に成り立っていることを知ることができたのは収穫。昆虫少年だった私にとって、流れる汗をいとわず、捕虫網を振り回して里山を駆け回った幼い頃の遠い夏の日を、郷愁を感じつつ思い出すことができた。2022/08/12

たまきら

37
またまた小松さん。だって面白いんだもん。…北杜夫さんが大好きだった自分には、この人の動物観察談話はおかしくっておかしくって。今回はカラスのエピソードとゴミムシの飼育エピソードが最高でした。自分もカラスにはおかしなエピソードがたくさんありますが、我が家に時々来ていたカッポちゃん(すぐそばに来て「カッポカッポ」とよく鳴いていたから)が特におかしかったです。我が家の前がごみの集積場なので時々カラスが来るのですが、この子だけが「ダメでしょ!」と叱った後「おなかすいたんだよ!」と言い訳してたんですよ、あはは。2024/10/19

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