出版社内容情報
見えてる景色は、みんな違う。性格の違う5人の隠された気持ちに共感必至!「キミスイ」著者が贈る、コミカルで切ない青春群像小説。きっと誰もが持っている、自分だけの「かくしごと」。みんなには隠している、ちょっとだけ特別なちから。別になんの役にも立たないけれど、そのせいで最近、君のことが気になって仕方ないんだ――。クラスメイト5人の「かくしごと」が照らし出す、お互いへのもどかしい想い。ベストセラー『君の膵臓をたべたい』の著者が贈る、眩しくて時に切ない、共感度 1の青春小説!
住野 よる[スミノ ヨル]
内容説明
みんなは知らない、ちょっとだけ特別なちから。そのせいで、君のことが気になって仕方ないんだ―きっと誰もが持っている、自分だけのかくしごと。5人のクラスメイトが繰り広げる、これは、特別でありふれた物語。共感度No.1の青春小説!
著者等紹介
住野よる[スミノヨル]
高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第二位にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
760
住野よるは、デビュー以来全作品を読んでいる作家です。本作は青春物語、サラリと読めます。但し、デビュー作の「君の膵臓を食べたい」がピークでどんどん劣化していると感じているのは、私だけでしょうか?次回作は何とか盛り返して欲しいと思います。2017/04/05
ウッディ
689
5人の男女高校生の群像小説。修学旅行、文化祭等のイベントを通じて、恋愛、友情、自意識が錯綜しながら、心の中や言葉の行間に隠された感情や想いを記号化して読み解くことのできる能力を使い、それぞれの目線から話が進んでいく。読み始めは意味がわからず、物語に入り込めなかったけど、タイトルの意味がわかってからは、面白くなってきました。今時の子供たちは空気を読むのに長けていて、だからこその悩みも沢山あるんだろうと思いました。10年後の友達に宛てた手紙を出そうという試み、そんなキラキラした彼らの高校時代が眩しかったです。2018/04/09
zero1
657
ひたすら青い作品。他人は自分と同じように見えてない。特殊能力は部分的で悩みは増える。「!」や「?」が見える高校生。ヅカとは誰?シャンプーの香りに気がつく男子高校生はどれだけいる?+-の傾きやスペード、矢印などが登場。進路に悩み、タイムカプセルに想いを残す。前半は作品世界に入れず共感しなかった。次第に「ああ、なるほど」と思う場面が増える。視点を変えれば各登場人物たちが立体的に見えるものの、キャラ立ちに難ありで物足りない。この作家なら「また、同じ夢を見ていた」が一番好き。QRコードでオマケ。2019/07/22
寂しがり屋の狼さん
523
人は誰もが「触られてほしくないもの」があり他人を思うがあまり「触れてはいけない」と思ってしまうことがある。 だから、いろいろと想像したり悩んだり… 素直に言葉にできないでいるのかな 私はこの本を薦めてくれた人にちゃんと言葉で伝えたい。 「ありがとう」
OCEAN8380
465
住野よるさんは全部読んでいますが、青春小説もたまにはいいかなぁと思った。京くんとミッキーは最後にくっついたのかなぁ?2017/07/18