経営者―日本経済生き残りをかけた闘い

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103505228
  • NDC分類 335.13
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本の資本主義を創ってきたリーダー達は何を考え、何を成し遂げたのか。『バブル』の著者が最前線で目撃した彼らの光と影を描く。東芝、トヨタ、三菱、セブン&アイ。会社を「滅ぼす」のは誰か。なぜ今、日本を代表する企業で不祥事や内紛が相次ぐのか。戦前のカネボウから現在のソフトバンクまで、日本をリードしてきた企業の栄枯盛衰と、その企業の命運を決した経営者達の決断と葛藤を描き、日本企業と日本の資本主義のあるべき姿を問う。話題作『バブル』の著者が最前線で目撃してきた、経営トップ達の壮絶なるドラマ。

永野 健二[ナガノ ケンジ]
著・文・その他

内容説明

三菱、トヨタ、セブン&アイ、東芝…会社を「滅ぼす」のは誰か。企業の命運を決めたリーダー達の葛藤と決断。

目次

第1章 戦後日本経済のリーダーたち(武藤山治とカネボウの「滅びの遺伝子」;二度引退した“財界鞍馬天狗”中山素平 ほか)
第2章 高度消費社会の革命児たち(中内〓(いさお)―流通革命と『わが安売り哲学』
伊藤雅俊と鈴木敏文、今生の別れ ほか)
第3章 グローバル時代の変革者たち(ジョブズになれなかった男、出井伸之;“最後の財界総理”奥田碩の栄光と挫折 ほか)
第4章 新しい時代の挑戦者たち(柳井正の永久革命;豊田章男が背負う「トヨタの未来」 ほか)

著者等紹介

永野健二[ナガノケンジ]
1949年生まれ。京都大学経済学部卒業後、日本経済新聞社入社。証券部の記者、兜クラブキャップ、編集委員として、バブル経済やバブル期の様々な経済事件を取材する。その後、日経ビジネス編集長、産業部長、日経MJ編集長として会社と経営者の取材を続け、名古屋支社代表、大阪本社代表、BSジャパン社長などを歴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

信兵衛

20
戦後から現在まで、名だたる経営者たちについて一人ずつその本質を抉るようにして評価した一冊。 どの人物も、名前を聞けばすぐ思い浮かぶ人物ばかり。読み応えたっぷり、そしてたっぷり日本社会の行く末について考えさせられる一冊です。2018/08/11

西

12
18人の戦後日本を代表する経営者の話。1人1人の話は短いのでなかなか深いところまではわからないけど、この本からその経営者の評伝など読みたいと思うことも。しかしこの数十年という短い間に、経済は凄いスピードで変化してきているなと思う。今圧倒的なパワーを持つGAFAは、10年後、20年後どんな状況になっているのだろう。日本から新たな大企業は出てくるのだろうか。出てくるとしたら、リスクを恐れない人、他人のことを背負わない人、駄目だったらすぐやめて次に進める人かなと思う2021/11/13

すうさん

6
昭和以降日本経済の潮目を変えたのは中内功と柳井正だとする。僕の知る経営者として伊藤雅敏・鈴木敏文、出井伸之、奥田硯、豊田章男、孫正義などは結局強い経営者であって素晴らしい経営者でないと思った。資本主義がさらに進む中で、貧富の格差が増大し将来は「負け組」の大反乱が必ず起きると著者は語る。だから稲盛和夫とヤマト運輸の小倉昌男こそが渋沢栄一の後継者だと結論付けた。つまり「成功」というものを経営者はどうとらえているかを考えさせられた。経営者は「何を生み出し、そしてそれをどう役立てるのか?」考えてみないといけない。2020/10/20

templecity

5
有名企業の経営者を日経経済記者の過去のインタビューなどをもとに構成。長期的視野で物事を見ることが出来るオーナー経営者は腹が座っている。孫正義と柳井正。そういう意味では松下幸之助などもそうかもしれない。経営者がいろんな環境でいろんな判断をすることが分かる。それが評価されるのは後年になってからということ。サラリーマン経営者には酷なことかもしれない。経営者が志を持っていなければならないのは言うまでもない。2018/07/27

trazom

4
前作「バブル」のような感動がないのは、時代に対する深い考察よりも、裏話を含めた逸話の披瀝のようになっているからだろうか。それでも、永野重雄さんの「日本経済石垣論」の紹介や、トヨタのかんばん方式が、先進的なイノベーション企業に較べて劣後していた開発力を「生産力」の問題に置き換えるという意味であったとの見方など、著者なりの主張がある。この著者には、企業を「会計」と「マーケット」(市場)の二つの視点で複眼的に見るというアプローチがあり、それが、ユニークな視点に繋がっている。2018/06/29

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