そこにシワがあるから―エクストリーム・アイロニング奮闘記

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  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152089670
  • NDC分類 786
  • Cコード C0075

内容説明

山頂、断崖、海中など極限のアウトドア環境における高揚感と、アイロン掛けでシワが伸びる爽快感とをミックスさせ、さらに高い次元の達成感を得ることを喜びとするスポーツである。それは、大自然の厳しさに立ち向かう屈強な肉体、日々培われたアイロン掛けの技術、そしてユーモア感覚を併せ持った者だけに許される究極の家事でもある。

目次

第1章 究極のアイロン掛け―エクストリーム・アイロニング(基本は野外;ネイチャー・アイロニング―自然環境下でおこなうアイロン掛け ほか)
第2章 エクストリーム・アイロニングとの出会い(生い立ち;アイロン掛けとの出会い ほか)
第3章 運命の筑波山(管理された自然;冗談のつもりが… ほか)
第4章 エクストリームな日々(試行錯誤の日々;エクストリーム・アイロニング・ジャパン(EIJ)の誕生 ほか)
第5章 そこにシワがあるから(アイロンの上手な掛け方;外で掛ける楽しみ ほか)

著者等紹介

松澤等[マツザワヒトシ]
エクストリーム・アイロニング・ジャパン(EIJ)代表。1969年1月8日千葉県船橋市生まれ。高校卒業後、英語専門学校を経てオーストラリアのブリスベン教育大学に入学。ホームステイ先でアイロン掛けを教えてもらい、以来それがもたらす癒しの効果に着目するようになる。オーストラリアでは各種アウトドアスポーツに本格的に取り組む一方、大学卒業後は現地で就職し、航空会社、ホテル、ライフル射撃場講師、オパール販売員を経て、1999年に帰国。1998年にはすでにエクストリーム・アイロニングの存在を認知していたが、帰国後新しくアイロンを購入したことがきっかけとなり、自らもエクストリーム・アイロニングを始める。2004年に活動団体エクストリーム・アイロニング・ジャパンを創立、以来、自己の修練とエクストリーム・アイロニングの普及活動に励み、これまで数多くのテレビ番組、新聞・雑誌に取り上げられた。千葉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ふろんた2.0

25
山頂でアイロンがけをする。表紙画像にあるようにネタ画像のように思えるが、当の本人はいたって真面目。っていうかチョー真面目。真剣過ぎる故にそれがまた滑稽にも見える。確かにアイロン掛けは家事の中でもじっくりと対象物に向き合う作業であり、その達成感に心洗われ、禅の心にも通ずる(言い過ぎか)。面白がって真似をする輩に警鐘を鳴らし、群れずに一人でやるものだという、アスリートとしての立場を崩さないのがクール。2015/01/24

17
エクストリーム・アイロニング。初めて聞いたことば。本を読む前は、ただの変人が色んなとこでアイロンかけてるだけだと思っていたら世界選手権とかあるんですね!ビックリ。山や川など自然の中でのネイチャー・アイロニングは理解できたけど、アクロバティックな競技アイロニングまではちょっと理解できませんでした(笑)アイロンかけの「静」と競技の「動」のバランスがどんなことになってるのかちょっと覗き見したい気持ち。2015/02/09

15
本物ですね。文章が真剣で困った困った。写真集にコラム、エッセイがつくなら、よかったなぁッ…。それだけ写真が本気だ。山岳アイロニング、水中アイロニング、競技系「エアリアル」、…本物ですねぇ…。それでいて、かっこいいのがまた、やられる。【エクストリーム・アイロニングとは?山頂、断崖、海中など極限のアウトドア環境における高揚感と、アイロン掛けでシワが伸びる爽快感とをミックスさせ、さらに高い次元の達成感を得ることを喜びとするスポーツである。】富士山頂・剣ガ峰にてアイロニング、当然道中は25kgの発電機を背負う。2014/01/20

niyopiyo

13
【20150906】読書会にて発表。この本の良さ、松澤さんの素晴らしさは、私にはビブリオバトルじゃ絶対伝えられないという自覚があった。でも、いつか本読みの人に紹介してみたかった。前回この読書会に参加して、「このシステムなら、伝えられる、共有できる!」と確信した。というわけで、全力で紹介した!!スポーツとして真剣に「エクストリーム・アイロニング」に取り組む松澤さん。発表用に念入りに読み返したけど、やっぱり大切な一冊だ!2015/09/06

ヒダン

12
家事としてアイロンを掛けるだけで癒されるのだから、山頂で掛ければ山登りの達成感と相乗効果が現れる。山登りに限らず、エクストリームな状況でアイロン掛けをすることがエクストリーム・アイロニングである。著者はこの道の少なくとも日本人においては第一人者で現役のアスリート。この不思議な競技に、真面目というよりはむしろストイックに打ち込んでいる。この熱量ゆえに自然と名言が生まれてしまうのだ。真剣な人を笑うのは不謹慎だと思っているが、名言メーカー過ぎて笑いを堪えきれない。三崎亜記『コロヨシ』に通じる世界観を感じた。2016/07/10

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