出版社内容情報
70年代からリアルタイムで安藤を見続けてきた著者が、建築の革命児の意外な素顔を明かし、あくなき挑戦の真価を問う。画期的評伝!「闘う建築家」の原点と現在。彼は建築家である前に、大阪の街をジャングルのように駆け巡る野生の動物なのだ――70年代から安藤をリアルタイムで見つづけてきた著者が、建築の革命児の意外な素顔を明かし、あくなき挑戦の真価を問う画期的評伝。知られざるエピソードに加え、貴重なプライベート写真も収録。あなたはまだ、本当の安藤忠雄を知らない。
古山 正雄[フルヤマ マサオ]
内容説明
「闘う建築家」の原点と現在。1970年代から安藤忠雄をリアルタイムで見つづけてきた著者が、革命児の知られざる素顔を明かし、あくなき挑戦の真価を問う。画期的評伝!
目次
01 安藤忠雄との出会い
02 1970年代の横顔
03 肖像画の額縁
04 旅の教えと大学教育
05 創作のためのサプリメント
06 安藤夫妻とチーム・アンドウ
07 三つの決断と一つの発見
著者等紹介
古山正雄[フルヤママサオ]
1947年京都市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院都市工学博士課程修了。京都工芸繊維大学造形工学科教授を経て、現在、同大学長。工学博士。専門は都市論、建築論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mimichichi
3
☆建築のことは無知なので難解だった。でも安藤忠雄の建築は好きです。安藤忠雄は祖母に育てられ、大阪の長屋で大工さんに囲まれて育ち、大学は行ってない、プロボクサーの経験もある、叩き上げの人。オリンピックのグランドデザインを任され、コンパクトでエコで、自然にあふれた五輪を考えていた。国立競技場の政治的な資金増については知らされてなかったこと等もさらりと書かれていた。2016/10/02
trazom
1
安藤忠雄先生を、温かい視点で描いた肌触りのいい本である。安藤先生の奥様・加藤由美子さんが描かれるのも珍しい。素敵な女性である。安藤先生が言う「それはパターンやろ」という言葉がいい。それらしく整理されているが、段取り仕事になっていて感動がないという意味。また、安藤先生は、建築は数学であると喝破した。「数学とは、即ち建築に潜む人間の理性の力である」「それが、古代から近代のコルビュジエにまで連綿と続く西洋建築の本質であり、それこそが日本の建築と西洋のそれとの決定的な差異なのだ」と。一つ一つの言葉が胸に沁みる。2016/11/11
tak_sun
0
自分が好きだと思う食べ物は好きな食べ物ではない。毎日毎日、飽きずに食べられるものこそ、好きな食べ物だと思え。2017/05/03
TAKAMI
0
安藤忠雄像について書かれたものは多くあるけれど、この本では家族とか奥様の話とかは初めて知ることが多かったです。後は若いころに雑誌で行われた伊東豊雄との対談や、アイゼンマンとの往復書簡などは、雑誌を読んでないだけにすごく新鮮でした。2016/12/01
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