内容説明
アメリカ“都市”の過去と現在をあぶりだす。アメリカの都市の成り立ちと現況の問題群を浮かび上がらせるアメリカ文化学の精華。
目次
都市の文化学
第１部 物語られる都市、物語る都市（帝都の物語―フォスター、トムソン、リッパードにおけるアンテベラム・ニューヨーク；暗い都市と明るい都市―世紀転換期アメリカの都市の風景；「見えない都市」に見える都市―ポストマイグレーションとアイデンティティ・ポリティックス）
第２部 二一世紀へのニューヨーク（ニューヨークのパフォーマンス空間―タイムズ・スクエア、ディズニー、パフォーマティヴ・シチズンシップ；「システム」との相克―インナーシティの子どもたち）
第３部 シカゴからロサンゼルスへ（モダン都市からポストモダン都市へ―生産都市シカゴと消費都市ロサンゼルス；サイケデリック都市―六〇年代トライバリズム；アメリカにヴェニスをつくる）
第４部 アーバンとサバービア（都市とウィルダネス―ボーダーランドとしての郊外；トウモロコシと人間―農地に見るアーバンの論理；都市を旅する子どもたち―流動と停止）
著者等紹介
笹田直人［ササダナオト］
１９５５年神奈川県横浜市生まれ。１９７９年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。１９８２年立教大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程前期修了。現在、明治学院大学文学部英文学科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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