内容説明
本書は「週刊新潮」昭和54年7月5日号より平成14年10月24日号まで連載された“夏彦の写真コラム”から選んだ「ひとこと集」である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miho Haruke
2
図書館のリサイクル本で入手。何度読んだか分からないくらい何度も読んでいる気がするが、山本夏彦の文章はどこをいつ読んでも同じなので、実際は2、3回しか読んでないのかもしれない。自分は思想信条的に山本と異なるのか、近いのか、それも分からなくなってくる。自分でものを考えるようでありたい。2015/05/05
小僧武士
2
『これまで3パーセントだった消費税が5パーセントにあがる。寝耳に水だったがもうきまっている。平成元年はじめて消費税が導入されたときあんなに騒いだのに、今回はちっとも騒がないのはなぜか。情報である。我々は大々的に騒げと指図されると騒ぐ。指図されなければ騒がない。』2014/07/25
呑司 ゛クリケット“苅岡
0
箴言とは耳に痛い言葉、聖書で知られている。どんな著者が箴言を言うか興味を持ったら、観賞の邪魔になるからキャリアだの氏素性だの詮索すべきでないと述べている。イザヤ ベンダサンは一切拒絶したらしいが、それに賛同する著者もなかなかのモノ、フランス語翻訳物等の他の著作も読みたくなった。2020/06/01