出版社内容情報
新発見の創作&取材ノート、原稿で、いま明かされる、山崎文学「魅力」の秘密! 山崎ドラマでおなじみの豪華俳優陣たちも特別寄稿。
初公開! 創作&取材ノート、生原稿、秘蔵写真、書簡、特別資料、そして……。戦後70年。多くの資料と証言で、今、明かされる、山崎文学「魅力」の秘密! 〈全作品案内〉や〈映像化作品徹底紹介〉〈担当編集者座談会〉に加え、山崎ドラマでおなじみの豪華俳優陣たちも特別寄稿。秘話満載で、小説・ ドラマが、100倍面白くなる! 〈船場街歩き〉や〈執筆の裏側〉など、グラフ頁も充実。プレゼントも実施。
内容説明
初公開の創作&取材ノート、生原稿、秘蔵写真、特別資料で、今、明かされる、山崎文学&ドラマの秘密!昭和20年3月「大阪大空襲」、作家への夢、そして恋…。新発見!日記「戦時下の青春」収録。
目次
0 生い立ち、戦争(暖簾―発見された創作ノート;山崎豊子と戦争―大阪大空襲を、どう描いたか ほか)
1 船場生まれ、船場育ち(花のれん―いきなり直木賞;ぼんち―ある編集者との出会い ほか)
2 大阪から世界へ(女の勲章―病床で新聞連載;女系家族―遺言状のトリック ほか)
3 社会派小説家の誕生!(白い巨塔―医学界の反発、読者の願い;仮装集団―まだまだ続く小説 ほか)
4 戦争三部作へ(不毛地帯―予知能力?騒動;二つの祖国―戦争、原爆、東京裁判 ほか)
5 不条理の果てに、見た!(沈まぬ太陽―書くべき事を書く勇気;運命の人―巨大マスコミの罪と罰 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
163
後期作品は結構読んでいますが、初期・中期作品は未読ですので、作家山崎豊子の全貌が把握でき大変参考になりました。貴重資料も多く、初心者マニア問わず必読のガイドブックです。井上靖と山崎豊子が上司と部下の関係だったり、知らなかったエピソードも満載で楽しめました。まさに取材の鬼と言われただけあり、凄まじいですね。全世界を股にかけて取材している山崎豊子が未踏の南米に行っていることが私のプチ自慢です。山崎豊子に匹敵するような大作家は出て来ないかも知れません。来年あたり新潮社の山崎豊子全集読破にチャレンジしようかなぁ!2015/08/23
しーふぉ
22
ほとんど長編は読んだ気がします。井上靖との関係は初耳でした。新聞社時代の上司と部下であり、小説書くことを勧めもした。2023/07/29
はたっぴ
19
2013年に亡くなられた山崎豊子さんを偲んで、昨年は(再読含めて)半年間ずっと山崎さんの著書を読み続けた。近年の作品は言うまでもなく、作家デビューされて間もなく直木賞を受賞した『花のれん』が絶品だった。吉本興業の創業者をモデルにした「多加」という烈女が描かれていたが、今回この本を読んで、過去に登場したどんな女性よりも「山崎豊子」という人が最もパワフルな女傑なのだと思い至る。『白い巨塔』を書くために、リアルな人体模型と人体解剖図を傍らに執筆している姿(写真)は鬼気迫るものがある。永久保存本。2015/09/19
Wisteria
17
これから山崎作品を読んで行きたいと思う。このガイドブックはすごく充実の内容なので、じっくり読み過ぎると各作品のあらすじが分かってしまいそうで、一先ずあえてバーッと飛ばし読みにした。作品を読んだら山崎先生の創作について改めて知りたい。まず『暖簾』から読もうと決めた。2017/01/02
kiho
15
作者としての人となりを知らずにドラマや映画を見てました。社会への疑問をとことん追求する…そこから生まれたストーリーの迫真性を改めて実感⭐2018/03/09
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