吉田健一

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  • サイズ A5判/ページ数 653p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784103363910
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

批評、随筆、小説が三位一体となった独自の世界を築きあげた吉田健一。その生涯と作品を膨大な資料を駆使して語り尽くす決定版評伝!

独自の透徹した文学世界を築きあげた吉田健一。その稀有な生涯と作品を語りつくした決定版評伝! ケンブリッジ留学時の知的な冒険。河上徹太郎との美しい師弟関係。中村光夫、福田恆存、大岡昇平、三島由紀夫らとの鉢ノ木会での交遊――長い文学修行を経て、批評、随筆、小説が三位一体となった無比の境地に到達、豊穣な晩年を過ごした人生の達人・吉田健一の全貌を、最晩年に編集者として謦咳に接した著者が解き明かす!

内容説明

ケンブリッジ留学時の知的な冒険、河上徹太郎との美しい師弟関係、中村光夫、福田恆存、大岡昇平、三島由紀夫らとの鉢ノ木会での交遊、父・吉田茂から受け継いだ士の精神―言葉の可能性を信じた生涯の軌跡。編集者として最晩年にその謦咳に接した著者が生涯と作品のすべてに肉迫する、決定版評伝。

目次

水の都
メリ・イングランド
二都往還
「文學界」出張校正室
戦争まで
東京大空襲
海軍二等主計兵
宰相の御曹子
「鉢ノ木会」異聞
早春の旅
酒中に真あり
「君子」の三楽
返景深林ニ入リテ
生きる喜び
正午の饗宴
われとともに老いよ

著者等紹介

長谷川郁夫[ハセガワイクオ]
1947年、神奈川県生まれ。大阪芸術大学文芸学科教授。早稲田大学文学部在学中に小沢書店を創立、2000年9月までに数多くの文芸書の編集に携わった。2006年刊の『美酒と革嚢―第一書房・長谷川巳之吉』で芸術選奨文部科学大臣賞、やまなし文学賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パブロ

10
ここまで編集者に愛される作家というのは幸せだ。だって死後35年以上経つのに、この異色の作家の痕跡を克明に愛情深く残してくれるんだよ。吉田健一、もって瞑すべし! この本が特に面白いのは前半。青年・吉田健一が小林秀雄や青山二郎、大岡昇平などのグループから疎外されつつ、不自由な日本語を獲得し、文学という魔物に食らいついていく姿だ。さらに、吉田健一がいかにしてあの句読点の少ない独自の文体を獲得したのかも解き明かしてくれて興味深い。あぁ〜この本を読んだために、『吉田健一集成』全8巻、大人買いしちゃったよ…トホホ。2015/01/21

Haruka Fukuhara

4
興味深い評伝。とても詳細。2017/06/30

渡邊利道

4
浩瀚な評伝。とくに、戦前戦中戦後と激動期の吉田について細かく取材しよく教えてくれる。やや著者の敬愛が勝ってか対立する者あるいは無理解に対しべたべたした反発が眼につく。それはもちろん吉田健一が被った不当な評価があるわけだろうが、しかし、著作集含めこれほど愛される文章家はそれほどいないと思ってみればそれもまたと思いつつ、あるいは旧時代の「文壇」の大きさを感じさせないでもない。七十年代後半以後の時代との合致と、そして現在を比較する作業もして欲しかったという気もしないではないが、それは評伝の任ではないだろう。2017/04/10

ケニオミ

4
時代が交差していないせいか、吉田健一という作家については全くと言っていいほど知りませんでした。昭和の大首相吉田茂の御曹司であることだけでも驚きなのに、作家としても一流だったんですね。それにしても、吉田健一についてのこれ程の大部の伝記が著せるなんて、彼については多くの人が良し悪しに係らず語っている人物であることがすごいです。無駄をそぎ落とした文書スタイルだそうなので、一度読んでみたくなりました。パブロさん、大人買いした『吉田健一集成』、終わったから貸してください。2015/03/30

Miho Haruke

2
評伝ということは人の一生について書くことで、そこには成長、活躍、円熟があり、かつまたその人を取り巻く人々との出会い、別れがある。そして評伝というのはおもに人がどんどん死んでいく本なのだとやっと理解した。人間がどう成長して活躍し、老いていくか、に焦点をあててるもんで、古今東西いつどこの人が読んでも、ああここに人間が生きていたのだ、と思えるだろうが、大正から昭和の文化史というつもりで読むと当てが外れる。こと吉田健一とその父茂、祖父牧野伸顕については、文学者や政治家、元勲といった近代史のスター(コメントへ続く)2016/06/14

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