出版社内容情報
ドイツ軍に包囲されたレニングラードで、砲爆撃、飢餓、極寒と闘いながらショスタコーヴィチの交響曲を演奏した人達の、感動の記録。
極限状況下、それでも演奏をやめなかったオーケストラの、魂の物語! 一九四二年、ナチスドイツに完全包囲され、すべてのライフラインを断たれた古都レニングラード―砲弾の雨、強奪、凍死、餓死、人肉食……。想像を絶する地獄絵図の中で、ショスタコーヴィチの交響曲第七番を演奏する人たちがいた! なぜそこまでして? 何のために? 平和を愛するすべての人に贈る、驚愕と感動の記録!
内容説明
一九四二年八月九日、ナチスドイツに完全包囲された、封鎖345日目の古都レニングラード。すべてのライフラインを断たれたこの瀕死の町で、ショスタコーヴィチの超大作、交響曲第七番『レニングラード』を現地初演しようとする八〇人の音楽家たちがいた!なぜ?何のために?極限状況下、芸術は何の役に立つのか?平和と音楽を愛するすべての人に贈る、驚愕のヒューマン・ドキュメント。
目次
プロローグ 砲弾に貫かれた楽譜
第1章 異次元の世界に放り込まれた音楽家たち
第2章 お返しのプロパガンダ
第3章 死の時を刻むメトロノーム
第4章 新生ラジオ・シンフォニー
第5章 『交響曲第七番』レニングラード初演
エピローグ―しかし、ミューズは黙らなかった
著者等紹介
ひのまどか[ヒノマドカ]
音楽作家。1942年生れ。東京藝術大学器楽科(ヴァイオリン専攻)卒業。東京ゾリステンなどでヴァイオリニストとして活躍。その後、作曲家の伝記や小説、音楽解説などの執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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