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罪の終わり

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103346524
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

これが進化だ! 東山彰良三日会わざれば刮目して見よ。読書界を席巻した『流』ショックから一年。直木賞受賞後初の書き下ろし長編。読書の興奮を希求する紳士淑女の皆様へ。心配ご無用。東山彰良は裏切らない! 小惑星衝突後の世界。恐怖や暴力が蔓延し、他人を信じることも難しい。罪だけ増え続けていた。そこに彼は降り立つ。価値観を破壊し、悩める者を救済する。数々の奇跡、圧倒的な力。誰もが知りたがった。後世、神とよばれた男の人生は、どんなものだったのか――。『流』から一年。進化し続ける著者が放つ、世界レベルの最新長編。

東山 彰良[ヒガシヤマ アキラ]

内容説明

なにが善で、なにが悪か。決めるのは、誰だ?崩壊した世界。恐怖や暴力が蔓延し、他人を信じることも難しい。罪だけ増え続けていた。そんな時代に、黒騎士は降り立つ。罪の浄化。悩める者の救済。数々の奇跡、圧倒的な力。神と呼ばれた男。命を狙う影。すべてが壊れた場所で、価値観をめぐる闘争が始まる。

著者等紹介

東山彰良[ヒガシヤマアキラ]
1968年台湾生まれ。5歳まで台北で過ごし、9歳の時に日本に移る。2002年「タード・オン・ザ・ラン」で第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を受賞。翌年、同作を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で作家デビュー。2009年『路傍』で第11回大藪春彦賞受賞。2013年に刊行した『ブラックライダー』が「このミステリーがすごい!2014」第3位、第5回「AXNミステリー闘うベストテン2013」第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

150
東山彰良、3作目です。直木賞を受賞して多少エンタメ路線に走るかなと思っていたら、ブラックライダーの系譜のカルト的作品です。本作は、SFカニバリズム救世主小説でした。個人的には嫌いではないですが、このままではマニア向けの売れない作家になってしまうのではないでしょうか?直木賞受賞第一作の割に話題になっていない訳です。2016/06/11

紫 綺

120
新聞紹介の一冊。小惑星インパクト、核ミサイル処置、世界終末、キリスト、黒騎士、食人、VB義眼、贖罪・・・。私には合わなかった。最後まで読んでも得るものが無かった。2016/10/16

雪風のねこ@(=´ω`=)

104
初読。独特な文章の表現は読んでいて病みつきになる。VB等の未来技術をさり気なく織り込む手法は地球連邦の興亡/佐藤大輔著を思い出した。人は罪を犯す事無く生きて行くのは不可能だ。そうであるからこそ同時に許されたがっている。神はそうやって生まれてくるのだ。"湖面を歩く"という表現は神格化などではなく、自らの罪の対極に位置する願望に近い物なのだろう。だから罪を認めその責任として他者を救うと言う行動は、全く人道的なのだ。だが環境が違えばその行為すら誤解を生む。善悪の基準点が違うからだ。カールをユダだと揶揄した様に。2016/07/24

優希

88
中央公論文芸賞受賞作。宗教的なキーワードがありつつも、宗教小説ではなく、近未来を舞台にしたディストア小説でした。食人として創られた神となり、青春を秘密にしていることで汚れない魂が恐ろしくすら見えます。神の伝記であり、危険なる青春とも取れる物語。どことなく翻訳モノを読んでいるような感覚にならずにいられませんでした。2017/12/12

修一郎

83
「神は罪によってこの世の罪を浄化しようとしている」,小惑星衝突によって生じた人を食らう終末世界に登場した救世主ナサニエル・ヘイレンの短い生涯をたどる物語… おぉ東山版黙示録だ,と思って読んでいったけど,VB義眼にマカロニウェスタンなアクション…って遊びすぎじゃね、と興ざめで自分には合わなかった。バイクエンジンと3本足のカールハインツは良かったんだけどな。ブラックライダーの前日譚という位置付けとのこと,ブラックライダーもこんな感じなのかしら。2016/06/28

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