関東大震災と鉄道

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784103325611
  • NDC分類 686.213
  • Cコード C0095

出版社内容情報

駅と線路は大破消失、トンネルと鉄橋は崩落、車両は燃えかすに。日本鉄道史上最悪の惨事となった大震災時の鉄道と人間のドラマ。

大地震の兆しに必読! 激震と猛火に立ち向かった鉄道員の機転と勇気。鉄道史上最大の被害をもたらした大震災。その時、鉄道員は、乗客は――。焼損した車両九百両以上、百六十以上の駅が倒壊または焼失。駅に押し寄せる群衆。迫る火に立ち向かう駅員たち。海に転落した車両から脱出した乗客……。首都圏直下型地震が心配されるいま、時を超えて大震災の現実に迫る渾身のドキュメント。

内容説明

駅は炎上し、旅客を満載した列車は海に転落した。89年前、激震と猛火に立ち向かった鉄道員たちの機転と勇気。

目次

第1章 根府川駅大惨事(国府津発真鶴行き普通列車)
第2章 巨大ターミナルと群衆(東京駅「早く線路に飛び降りろ!」;上野駅避難列車、発車できず)
第3章 急停車した列車の運命(関東大震災、被害の全貌;一二五本の列車 ほか)
第4章 通信と報道(鉄道電話寸断;めざせ、大阪一番乗り)
第5章 猛火との戦い(三日間燃え続けた東京市内;東京駅の存亡は、車掌室の死守にあり ほか)
第6章 避難列車(避難民を無賃輸送;避難列車道中記―大震災に人情あり ほか)

著者等紹介

内田宗治[ウチダムネハル]
1957年東京生まれ。早稲田大学第一文学部心理学科(社会心理学)卒業後、実業之日本社入社。旅行ガイドブック・情報版編集者、経済誌記者として国内、海外各地を取材。ブルーガイドてくてく歩きシリーズ編集長などを経て、フリーに。旅行、鉄道、地域活性化といった分野のほか、電気と電力会社の現状と歴史、産業遺産、湧水・地下水と上下水道、廃川跡散歩及び映画関連の雑誌取材・執筆が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうゆう

8
まず東海道線のルートが今と違うことに、ジミに衝撃だった。そうか、御殿場線ルートって、丹那トンネルなかったのか!で、海岸線の熱海(今の伊豆急路線感覚にあたるのか?)だの小田原、根府川、二宮だの、あたりで車両が海に落ちただの、あーこれは滑り落ちるだろうなぁーというところで転がってる。あれから、もし今同様の揺れが起こったら、軽量化した車体、ラッシュの車内…あまり、想像したくない。2017/08/20

kozawa

2
関東大震災における鉄道関係の被害を中心にまとめた本。著者が執筆に当たって資料をつきあわせたところ色々細かい所で資料毎に整合が取れないところが多々あったとのことですが、まぁそこはそんなもんでしょう。興味深く読みました。2012/09/13

ノノ

1
関東大震災時の鉄道マンの奮闘、企業の利己的とも見える対応、郊外鉄道の発達まで。311と比較して読むとまたとても興味深い。2012/09/29

有海2000

1
被害が時系列&方面別で章立てされている上、意外と写真が多いのでイメージが掴みやすい良書。2012/09/22

onepei

1
よく調べてあるなと思った。今にあてはめて考えるといろいろおそろしい。2012/09/02

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