管見妄語 できすぎた話

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103274124
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日々の出来事も、大富豪未亡人の人生も、裏を知らねば本質は見抜けない!辛辣さとユーモアで世の中を看破する大好評シリーズ第六弾!

辛辣さとユーモアで物事の裏に隠れた本質を看破する、人気シリーズ最新刊! ある時はスコットランドで純真な女学生の祖国愛に打たれ、ある時は初夏の夕闇に舞う蛍に亡き父母を想い、またある時は先達が培った国家百年の計を揺るがす頓珍漢を一刀両断にする。自在に題材を捉えつつ、一見些細に見える出来事から、埋もれていた世の中の真理をすくい取る――『週刊新潮』人気コラム単行本第6弾!

内容説明

どんな出来事も「裏」を知らねば本質は見抜けない!持ち前のユニークな発想と慧眼で、埋もれていた世の中の真理を看破する。「週刊新潮」人気連載痛快コラム集最新版。

目次

第1章 祖国に対する誇りと自信(世界一の光と影;スコットランドの誇り ほか)
第2章 国民エネルギーの壮大な無駄(神様の御意見;私は大いに慌てた ほか)
第3章 人生とは別れの堆積(グローバル人材という幻想;渾身のジャンプ ほか)
第4章 国家百年の計をわきまえぬ頓珍漢(人間を育てずして;無言の圧力 ほか)
第5章 文明は後戻りできない(指させばふと消えて;孤高のテノール ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zag2

37
一日に一、二話程度を読んでいたため、えらく時間がかかってしまいましたが、もとは週刊新潮の連載ものなので、そんなペースも馴染むかななどと思いました。ウィットに富んだ語り口で手軽に読める一方、大学教育のあり方など鋭く斬っています。国立大学から人文社会系を無くすなんていう暴論が、あまり議論もされないままに広まっていることに疑問を持っていましたが、藤原先生の堂々とした意見に拍手です。それにしても藤原先生が新田次郎、藤原てい夫妻のご子息というのを、これまで知らなかったのは全く不覚でありました。2022/05/04

toshi

11
エッセイ集だけど内容はタイトルと関係なさそう。 ものすごく偏見に満ちた内容だけど、理系で合理的思想な私としては共感できるところが多い。逆に納得できない箇所もあるけれどどちらにしても読んでいて楽しい。2016/02/22

hanagon44

9
表層的な理解で知ってるつもりでいた事柄を,正しく読み取れていないと自覚させられます。さらにユーモアあふれる藤原家の人々の言葉のキャッチボールに和みを得,すっきりした気分にさせてくれる本。グローバリズムの中で埋没するのではなく,自分の根っこの部分をしっかり自覚し,そのアイデンティティと切磋琢磨させ,一人の人間としてより磨き上げていくことが大事だと改めて思います。「ネットにより人間は情報を得て教養を失った」。バイクを運転しながらスマホを使う人をみて,情報の波に溺れている愚かさの体現だなとつくづく思います。2016/04/03

読書実践家

7
ノーベル賞をここ最近、毎年のように輩出する日本。世界的発見の国家の条件として、「美」の存在があるという著者の説は面白かった。2016/02/12

みぃくん

6
相変わらずこの人のユーモアは好きだ。数々のウンチクも良い。「世の中が便利になって一番困るのは人間」は、納得。2016/07/08

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