出版社内容情報
人間とは、なんて摩訶不思議な存在なのでありませうか。未体験ソーンへあなたを誘う、神秘的・哲学的・反日常的エッセイ集へようこそ。脳みその洗濯だ!
内容説明
恋人の浮気を直感ピッコン!で突き止めた日、血まみれタクシー運転手がくれた物とは?襟足から下の方まで「毛」へのこだわり、午前二時の恐怖体験、なぜ冷蔵庫にハムスターの死骸を入れるのは嫌かという哲学的考察など、人気作家の魔訶不思議な頭の中と、世界の魔訶不思議な人間たちの姿が垣間見られる傑作。未体験ゾーンへあなたを誘う、神秘的・哲学的・反日常的エッセイ集。週刊新潮連載「オモロマンティック・ボム!」単行本化。
目次
1(ピッコン!;みんなに名前はあるけれど ほか)
2(夏の入り口、模様の出口;ゆるりもぴーんも、おこのみで ほか)
3(10年たっても反省できない;「ありがたさ」の有り難さ ほか)
4(太陽がすごすぎ&美しくって;思い出はどこを流れる ほか)
5(絨毯の世界;2月、飛躍するチョコレート ほか)
著者等紹介
川上未映子[カワカミミエコ]
1976年、大阪府生まれ。20006年、随筆集『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』(ヒヨコ舎)を刊行。2007年、初めての中篇小説「わたくし率 イン 歯―、または世界」が第137回芥川賞候補となる。同年、第1回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。2008年2月、「乳と卵」(文藝春秋)が第138回芥川賞を受賞。3月、第1回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』(青土社)で第14回中原中也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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