出版社内容情報
大阪の92%、東京の80%は、地籍がない。「幽霊地主」の量産、外資の土地買収、国境管理機能の喪失……。危機的実情を徹底追及。
私たちの足元=この国の「土地」は、ここまでとんでもないことになっている! 大阪の92%、東京の79%は、地籍がない――。遅々として進まぬ地籍調査、「幽霊地主」を量産させてしまう現行の登記システム、外資による土地買収の横行、国境管理機能の喪失……。それら、過失ともいえる不作為によって放置されたままの諸問題を、徹底的に追及し、土地の不明化・死蔵化を防ぐための提言を多角的に提示する。
内容説明
いま、私たちの足元は、大きく揺らいでいる。遅々として進まない地籍調査、「幽霊地主」を量産させてしまう現行の登記システム、外資による土地買収の横行、国境・国土管理機能の喪失…。過失ともいえる不作為によって放置されたままになっている諸問題を徹底的に追及し、生産財であり環境財であり唯一無二の社会的共通資本である「土地」「国土」の不明化・死蔵化・無価値化をしっかりと防ぐための提言を、多角的に示す書。
目次
序章 狼は一度やってきたらおしまいだ
第1章 幽霊地主
第2章 不明という深い闇
第3章 地図から日本が消える日
第4章 なぜアルプスもアイスランドも買えないのか?
第5章 消えていく日本の国土
著者等紹介
平野秀樹[ヒラノヒデキ]
1954年生まれ。九州大学卒業。国土庁防災企画官、大阪大学医学部講師、環境省環境影響評価課長、林野庁経営企画課長、農水省中部森林管理局長を歴任。博士(農学)。現在、東京財団上席研究員。日本ペンクラブ環境委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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James Hayashi
0717
手押し戦車
makio37
takao