出版社内容情報
馬場、鶴田、マスカラス、ファンクス・・・・・猪木率いる新日本と熾烈な視聴率戦を展開した70~80年代。著者だけが知る「全日本プロレス中継」の舞台裏。
内容説明
鶴田、三沢、ブッチャー、マスカラス…伝説の試合と共に、あの名実況が蘇る。
目次
第1章 実況アナウンサーへの道
第2章 プロレスとテレビ、かくも深い関係
第3章 日テレ・倉持VSテレ朝・古舘
第4章 リング外の強敵「視聴率」
第5章 蘇る「倉持実況」
第6章 18年間追い続けた全日本プロレス
第7章 追悼・三沢光晴
著者等紹介
倉持隆夫[クラモチタカオ]
1941年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。学生時代は作家・笹沢左保氏の書生をつとめたことも。64年、日本テレビ放送網株式会社にアナウンサーとして入社。33年間のアナウンサー生活のうち「全日本プロレス中継」を約18年間、担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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刷子筆男
3
日テレプロレス実況の代名詞たる倉持が、プロレスには何の興味も思い入れもなかったことを赤裸々カミングアウト。しかし、強烈な「職人気質」に支えられた18年間は、アナウンサーとはなんぞや、ということを考えさせてくれる。ひとつの時代の証言だ。2010/11/28
nutts
3
プロレス村には強烈なムラ社会があり、そのムラの村民ならではの立ち振る舞い、文法、言葉を使わなければ発信できない状況が長くあったなか、「一介のサラリーマン」ながら「ムラ社会のど真ん中近く」で仕事をしていた著者の視線は、なかなか新鮮であった。少年時代にTVの前でドキドキしながら聞いていた実況が蘇るようで、懐かしい。2010/04/16
Mr.deep
2
今のアントニオ猪木ポジションが力道山な時代の古き良きにもほどがある牧歌的時代の回顧録。良くも悪くもおじいちゃんの昔話なので出来もそれなり。とりあえず「アトミック・ドロップ、尾骶骨割り」とか「ストマック・クロー、胃袋のわしづかみ」とか実況に凄い時代を感じる2021/01/13
ベータケ(betake)
0
元日テレ実況アナの回想録。2017/12/26
KURENAI-XJAPAN
0
プロレス好きには堪らない一冊です。また、アナウンサー、特に格闘技に対する実況の心構え、リズム、姿勢を学びました。当時のプロレスの事情や、倉持さんのプロレス実況に対する思いや熱意も伝わりました。