感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yukin*
13
絶対好きだと思うと勧められて読んだ 初・三島由紀夫。作品よりも、作者のイメージが強すぎて、今まで避けていたけど、いい意味で裏切られた!なんて爽やかな作品なんだろ♡♡ 私にはそれほどいい女だとは思えなかった初江だが、新治の男気は素敵。それに比べて 安夫の小ささといったら・・。蜂にやられて せいせいしたよ。笑2014/08/05
麗緑
5
すべてが潮騒に包まれた美しい世界でした。2016/11/16
悸村成一
4
読むのは3回目だが、だいぶ忘れている。後半の展開など意外性の連続だった。神道、アニミズム、仏教、近代的個人我など、対照・推移に注目される。図書館本。 1372015/10/31
Kenichi Kawano
1
★★★★☆2017/07/25
amanon
1
なぜか「漁村版『青い山脈(実はちゃんと読んだことはないが)』」というイメージが離れなかった。そう言いたくなるくらいに著者の作品としては珍しく牧歌的というか健康的な作風なのが印象的。また、映画で有名な初江がたき火を飛び越えるシーンは、てっきり作品の終盤のものかと思っていたのだけれど、中盤のエピソードだと知って、ちょっとびっくりした。また、本書のクライマックスともいうべき新治が船を遭難から救う場面は、思わずその情景が目に浮かぶくらいの臨場感があった。それから、千代子にはいい人が現れて欲しいと個人的に思う。2012/12/22