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花森安治伝―日本の暮しをかえた男

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103185321
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

画期的な編集で戦後最大の《国民雑誌》となった『暮しの手帖』。花森はなぜ、この雑誌を創刊したのか? 希代の出版人の決定版評伝。

戦後最大の国民雑誌『暮しの手帖』はなぜ、創刊されたのか!? 「これからは絶対だまされない。だまされない人たちをふやしていく」―― 敗戦から三年後の一九四八年創刊。新しいライフスタイルの提案、徹底した商品テスト、圧倒的にモダンなデザインで、百万部にとどく国民雑誌となった『暮しの手帖』。花森安治が生涯語らなかった、創刊の真の理由とは? 希代の編集者の決定版評伝。

内容説明

戦後最大の“国民雑誌”はなぜ創刊された?花森が黙して語らなかった、真の理由―。希代の編集者の決定版評伝。『暮しの手帖』誕生の秘話。

目次

第1部(編集者になるんや;神戸と松江;帝国大学新聞の時代)
第2部(化粧品で世界を変える;北満出征;ぜいたくは敵だ!;「聖戦」最後の日)
第3部(どん底からの再出発;女装伝説;逆コースにさからって)
第4部(商品テストと研究室;攻めの編集術;日本人の暮らしへの眼;弁慶立ち往生)

著者等紹介

津野海太郎[ツノカイタロウ]
1938年福岡生まれ。早稲田大学文学部卒業後、演劇・出版に携わる。晶文社取締役、『季刊・本とコンピュータ』総合編集長、和光大学教授・図書館長を歴任。評論家、文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

46
(読んだわけではありません。日経H26.01.05書評欄から、書評者:安藤礼二(=文芸評論家)、1938生まれ、評論家、『滑稽な巨人』など) (見出=独創的な雑誌編集術を探る) 近代日本が生んだ最も「異形」の編集者。 「暮らしの手帖」編集者。 花森をはぐくんだ2つの土地、(1)神戸=生まれ故郷、(2)松江=旧制高校生として青春を送った、その二重性。 (1)最先端のモダニズム都市、と、 2014/01/05

A.T

17
幼少期は神戸の裕福な家庭で育ち、実家没落後は松江で単身留学のような高等学校のバンカラを謳歌し、その後東大の定員割れ学部へ楽々と潜り込みつつ学生結婚も果たし…と、どの時代もキッチリ人生を謳歌し無駄のなさに感心。戦時中も軍国青年として大政翼賛会に就職。抜け目のない男 花森安治が戦後に向かったのが「暮しの手帖」という伝説の雑誌の立ち上げだったという。意外な選択と思われるかもしれないが、実はそれまでの知識経験の全ての終結だというのが、著者の取材で裏打ちされている。この人の人生そのものが昭和だとも読める一冊。2017/03/19

nonicchi

9
この人ほど特異で、才能のある編集者は、その特殊な立ち位置(亡くなるまで同じ雑誌の編集長でありつづけるという)も含めて、もう出てこないんじゃないかな、と思いました。才能と執念の人。「暮らしの手帖」のバックナンバーも読みたくなりました。ただ残念な事に筆者の文章が私にはどうも合いませんでした。2016/09/04

midnightbluesky

6
すでに読了していたが、今になって登録。花森伝はけっこう出版されていて、既出のエピソードが多いか。どうせなら、花森イラスト集とか出してくれないかなぁ。それと昔の暮しの手帖の特集ばっかり集めたのとか。2014/07/28

onepei

6
『暮しの手帖』以前を知らなかったので、興味深かった。2013/12/27

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