小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話

小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話

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  • サイズ A5判/ページ数 77p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784103166078
  • NDC分類 913.8
  • Cコード C0093

内容説明

昭和二十年、八月十五日。南の海で敵を待つ日本軍の潜水艦を、てっきりメスと勘違いしたモテない雄クジラ。しきりにつきまとううちに、アメリカ軍に包囲され、クジラは爆雷の攻撃から“恋人”を守ろうとするが…。表題作ほか二篇、戦争の中で、誰かを愛し、誰かに愛され、死んでいった人と動物たちの絵物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雨巫女。

6
《私ー図書館》戦争によって、運命を左右させられたのは、人間だけではなく、動物たちもだったのね。2015/11/11

ゆう

2
【日本の戦争】表題作のほか、「青いオウムと痩せた男の子の話」「干からびた象と象使いの話」が収録。どのお話も「昭和二十年、八月十五日」という同じ一文から始まる。それぞれの場所でそれぞれが迎えた終戦のおはなしです。小学生から読めますが、中学生にもぜひ手にとって欲しい作品。2012/12/01

たなぴー

1
終戦記念日頃に読み聞かせすれば子供の心に響くでしょう。2012/11/27

どんどん

0
弱者から見た戦争。少年の親が死にひとりぼっちになったという下りがあるが、そこが痛烈にせつない。その後の話はもちろん、アンハッピーエンド。だからこそだろうか、主人公達の寂しい心、人恋しいという心に強烈に心揺さぶられます。童話集なのでやはり子供向け。2015/01/28

ビシャカナ

0
無垢で優しいな動物の心と、思いやりのある人の心が、戦争の犠牲になっていく。野暮ったいぐらいの挿絵がまた泣かせてくれる。せめて犠牲になった動物と人の心を美しいと感じられる自分の心を大切にしたい。2014/10/16

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