秘録 島原の乱

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103110378
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

豊臣秀頼は大坂夏の陣を生き延びていた! 島原の乱はその末裔が幕府転覆を図った復讐戦だった! 遺作となった奇想の歴史時代小説。島原の乱は豊臣秀頼の悲願を果たす復讐戦だった!? 遺作となった長編時代小説。炎上する大坂城を脱出した秀頼は、遥か薩摩で捲土重来を期していた。各大名が配下の剣士を競わせる寛永御前試合の生んだ一瞬の政治的空白。そこを衝いて登場したのが天草四郎だった。仕掛人は秀頼の遺志を継ぐ旧豊臣政権下の忍び達。そして四郎の風貌はあの貴人と瓜二つ……。伝説から加藤史観を花開かせた空前の傑作。

加藤 廣[カトウ ヒロシ]
著・文・その他

内容説明

炎上する大坂城で、死期を悟った豊臣秀頼に、密かに奏上する影があった。その名は明石掃部。脱出の手筈は万端だった。調達された舟で大坂湾を離れた秀頼は、一路九州・薩摩の地へ…。捲土重来を期した雌伏の四半世紀。あえなく秀頼は逝ったが、その遺志を継ぐ軍団が起つ時を窺っていた。寛永御前試合が齎した一瞬の政治的空白を衝いて、軍団の要として島原に現れた天草四郎。その横顔は、さる貴人に瓜二つだった…。

著者等紹介

加藤廣[カトウヒロシ]
1930年、東京生れ。東大法学部卒。中小企業金融公庫、山一證券等を経て経営コンサルタントに。2005年、長編時代小説『信長の棺』を引っ提げて文壇デビュー。2018年4月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ポチ

56
加藤さんの遺作。豊臣秀頼、幸村の娘お梅、柳生十兵衛、宮本武蔵など、オールスターが勢揃いした独自解釈の面白い島原の乱。2018/08/12

それいゆ

47
とんでもない島原の乱でした。まさか豊臣秀頼が大阪城から脱出して薩摩の地にいるとは!天草四郎の出自も!よくできた話でした。宮本武蔵、柳生十兵衛までもが島原の乱に乱入してきて、何でもありの異説島原の乱でした。2018/08/11

aloha0307

22
この春 逝去された加藤さんの遺作 まさに衝撃の書であった。 大坂夏の陣のあと豊臣秀頼が薩摩に落ち、天草四郎の父となって 徳川幕藩体制を覆そうとする...一見とんでもない話のようだが、ここまで説得力ある仮説を提示されると そうかもな と思いたくなる。張りめぐらせた伏線を機微に回収しながら、島原の乱へ進む怒涛の展開は圧巻です☺ 柳生十兵衛と宮本武蔵が戦わんとする場面の緊迫といったら...スゴイものがありましたよ。柳生家の家督は石舟斎から宗矩に渡らなかったことを今さらながら知りました。2018/09/01

Takanori Murai

11
加藤廣さんの遺作。「神君家康の密書」の続編で、「宇都宮城血風録」からもリンクする。ここまで引っ張るのには無理があったのではないか。設定に唐突、強引な面が出てきてしまったのが残念だ。島原の乱は切り離して独立したものとして書いて欲しかった。もっとも痛快娯楽時代劇として読む分には十分楽しい。島原の乱は茶化して楽しんではいけないという先入観から、抵抗を感じた。2019/07/07

as

11
「豊臣秀頼がまだ木下藤吉郎だった頃、九州の南に耶蘇教という怪しくない宗教が流行っていた。 それを信じない者は恐ろしい祟りに見舞われるという。その正体は何か?藤吉郎は耶蘇教の秘密を探るため、信州から仮面の忍者を呼んだ。その名は…」 BGM「忍者マーチ」2018/09/05

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