出版社内容情報
交戦なしにイェルサレムを再復したのち、自国に憲法を発布して政教分離の法治国家を樹立。この男とともに中世が、壮絶に、終わる!
この人を見よ! その生と死とともに、中世が、壮絶に、終わる―― ! 構想45年、ユリウス・カエサル、チェーザレ・ボルジアに続いて塩野七生が生涯を描き尽くした桁違いの傑作評伝が完成! 神聖ローマ帝国とシチリア王国に君臨し、破門を武器に追い落としを図るローマ法王と徹底抗戦。ルネサンスを先駆けて政教分離国家を樹立した、衝突と摩擦を恐れず自己の信念を生き切った男。その烈しい生涯を目撃せよ。
内容説明
中世最大の反逆者、その烈しい生と死を目撃せよ。ローマ法王との衝突と摩擦を恐れず、自己の信念を生き切った―。
目次
第7章 すべては大帝コンスタンティヌスから始まる(皇帝と「コムーネ」;ブレッシア攻防 ほか)
間奏曲(intermezzo)(女たち;子供たち ほか)
第8章 激突再開(法王インノケンティウス四世;法王逃げる ほか)
第9章 その後(不安;法王たちの執念 ほか)
著者等紹介
塩野七生[シオノナナミ]
1937年7月7日、東京に生れる。学習院大学文学部哲学科卒業後、63年から68年にかけて、イタリアに遊びつつ学んだ。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。99年、司馬遼太郎賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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優希
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