人生、成り行き―談志一代記

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103069416
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0023

内容説明

「百年に一人」と賞される現代落語界の至宝、立川談志はその挿話と騒動の多彩さもまた国宝級である。戦時中の少年時代から真打昇進をめぐるごたごた、鳴り物入りの政界進出、落語協会脱退と立川流創設の裏話、そして芸談と私生活まで。立川志の輔もゲストに招いた、言い遺しておきたいことのすべて。

目次

第1回 落語少年、柳家小さんに入門する―十四の頃には、落語家になろうと決めてました
第2回 “理不尽な世界”の前座修業―最初から、自分がうまいことに気付いた
第3回 二つ目小ゑん、キャバレーを席捲す―ああいう修羅場を踏んだ落語家はいなかったでしょう
第4回 結婚、そして先を越された真打昇進―志ん朝の真打昇進が決まった時、「辞退しろよ」と迫った
第5回 だから政治家になってみた―タレント議員がブームなら、それに乗らない奴は芸人じゃない
第6回 選挙くせものこわいもの―あたしのことだ、一年もやりゃあ、政界の要領はおぼえました
第7回 この時、芸に“開眼”した―この言葉をここで使ってもいいと思いますが
第8回 落語協会分裂、立川流創設へ―飛び出る不安よりも、こんなところにいる不満のほうが
第9回 談志落語を自己分析すれば―おれが縋れるのは落語しかない
第10回 落語家という人生―お前も、おれみたいに狂わずにはいられなくなる(ゲスト/立川志の輔)

著者等紹介

立川談志[タテカワダンシ]
1936(昭和11)年生まれ。言わずと知れた、現代落語界の至宝。16歳で柳家小さんに入門。前座名は「小よし」。18歳で二つ目に昇進し、「小ゑん」。27歳で真打となり、五代目立川談志を襲名する。1983年、真打制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる

吉川潮[ヨシカワウシオ]
1948(昭和23)年生まれ。当代随一の演芸の目利きとして、つとに知られる。著書に『江戸前の男 春風亭柳朝一代記』(新田次郎文学賞受賞)、『流行歌 西條八十物語』(大衆文学研究賞受賞)など多数。「立川流顧問」をつとめ、門の昇進試験の審査などにかかわり、家元から篤い信頼を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんふぁ

3
インタビュー形式。意外と器用で、天才肌。選挙の話は笑った。確かに、咄家なんだから、話すのはプロですよねー。ノリで政治家やったのかー(笑)2015/05/27

つよしー

2
立川談志のインタビュー形式の人生録。落語にも談志さんにも馴染みがなかったが、本作で奔放な人生を歩んでおられたことを知り、落語、そして立川談志という人物に魅力を感じることができた。たまたま手に取った本だが読んで良かった。則子語録やNHKでガッテンできなかった話が面白かった。寄席に行ってみたい。2017/05/14

📒セっしー📖本読むゴリラの生活雑談📚

2
言わずと知れた立川談志さんをインタビュー形式で語った自伝小説。談志さんがお亡くなりになる数年前に語られた半生記であり、落語ファンならたまらない一冊。 立川談志さんは子供のころからはちゃめちゃな方だったみたい、高校生で落語家に弟子入りした話などは行動力や勇気はほんとに尊敬。そして意外と器用で、天才肌。それと落語に関しての情熱は非常に凄いと感じた。選挙の話も面白い。 談志さんの人生は破天荒ではちゃめちゃで、そして非常に面白いと思えた。 そして注目は談志さんのおかみさんにまつわる話。これはもう最高です。2016/02/18

hagesiiame

1
吉川潮がファンの域を出ることなく談志にインタビューした同人誌のような本。ファンは必読。2022/12/12

暗黒大陸すがわら

1
天才といわれるが、求道者であり、研究家であり、学究者でった特異な人である。現在さらに酷くなったポリティカリィーコレクトのこの時代、生きることは、正義だけが、絶対ではないことを再確認させる書籍だったのだ。2020/04/23

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