変見自在 サダム・フセインは偉かった

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103058717
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

内容説明

アメリカ、中国、朝日新聞etc―。世の中、とかく正義を口にする者は多い。「我こそ正義」のアメリカは、平気で日本へ原爆を投下し、せっかくイスラム世界の不合理を正した偉人サダム・フセインも殺してしまう。中国もしかり。自分たちは正しく、悪いのはすべて日本だと。そんな数多ある身勝手な正義を一刀両断にする「週刊新潮」連載の超辛口名物コラム、待望の単行本化。

目次

第1章 野蛮な“大国”(英国がビルマを苛める理由;大国がキューバにやったこと ほか)
第2章 反省が好きな人たち(恩義を忘れる悲しい国;昔は大国かも知れないが ほか)
第3章 知識人の正体(偉そうに見せるコツ;へりくだると失敗する ほか)
第4章 すぐバレる嘘(フラグキャリアの落日;日弁連の都合 ほか)
第5章 「反日」との付き合い方(中国を疲弊させた反日;小皇帝の離婚悲劇 ほか)

著者等紹介

高山正之[タカヤママサユキ]
1942年生まれ。ジャーナリスト。1965年、東京都立大学卒業後、産経新聞社入社。社会部デスクを経て、テヘラン、ロサンゼルス各支局長。98年より3年間、産経新聞夕刊1面にて時事コラム「異見自在」を担当し、その辛口ぶりが評判となる。2001年から07年3月まで帝京大学教授。「週刊新潮」に連載中のコラム「変見自在」は熱狂的ファンも多く、名物辛口コラムとして高い人気を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

31
これほどまでに本質的な話を書いている本は少ないのでは、と思うほどの良書でした。イスラム社会、アジア圏が安定的に平和になると、欧米は難癖つけて不和に誘導する、という図式がよ~くわかりました。そう、確かにフセインは決して悪者ではなかった。それと、朝日新聞はやはり読まないといけないな、と改めて思いました。読んで間違い探しがきちんとできるくらい、自分の知識レベルを上げないと、という意味ですが…。間違いが見つけられないうちは、自分もまだまだだな、と認識できると思うので、これ以上ない素晴らしい教科書になるでしょう。2014/05/22

団塊シニア

15
週刊新潮連載のコラムの文庫化、表題のサダムフセインについては一部で世相全般についての辛口コラムで真実をついている。2012/10/19

fseigojp

10
げっそりするけど 殆ど事実なのでしょう いつも新鮮な驚きに満ちている2015/07/27

Ted

9
読んで元気の出る本。朝日新聞等の左翼勢力や支那・朝鮮・露西亜について普段感じていることを寸鉄人を刺す言葉で見事に言い表してくれている。日本にキリスト教が根付かなかった理由、進取の気性に富んだ日本人が漢字をなかなか導入しようとしなかった理由などは目から鱗。日本人も白人コンプレックスが無いとは言えないが、白人を恐れて絶対に喧嘩しようとしない支那やインドと決定的に違うのは、連中を絶対に「マスター」と呼ばず、またそう思ってもいない日本人のナイーヴさが、欧米人の筋違いの怒りと嫉妬を引き起こしているという見方は卓見。2011/03/16

がんぞ

7
スペインの教科書に16世紀に中南米でやらかしたことを書いてもソフト。サディスト切支丹狂信者に同調する義理はない。英仏の北米植民地支配も善政だったわけではない。ダイナマイトと蒸気船の発明で白人の侵略は太平洋に及んだ。侵略に文化水準は関係ないが、蛮族に何度も侵略を成功させ王朝が倒れた支那は支配者を「中華」化することで文化の継続を図り現在は共産党王朝(生物学的でない遺伝子もある)。/1850年代、日本は「西洋は勝れている」と認めるだけの教養の高さがあった、おそらく世界一の識字率、計算能力。商人だから権力交代下手2017/02/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/387495
  • ご注意事項

最近チェックした商品