出版社内容情報
「数学の羽ばたきには無限の空間もなお狭く,その可能性は天界の星のように窮まりない」(本書より)この本は,素数や非ユークリッド幾何,トポロジーから近年脚光を浴びているフラクタルやカオス,ソリトンまで,数学者の華麗な思索の冒険を絶妙のタッチで興味深く解説したものである。知的興奮が満喫できる,現代数学への最高の道案内の書!
内容説明
この本を読むには、何ら数学的予備知識はいらない。数学について好奇心さえもっていれば、一気に読み進められる。素数や複素数、非ユークリッド幾何やトポロジーなど、すでに既知のテーマを目配りよく解説するのみならず、近年になって脚光を浴びているカタストロフやフラクタル、カオスやソリトンといった興味深い理論の核心まで、読者を導いてくれる。現代数学への最高の道案内であり、知的興奮が満喫できる数学物語。
目次
数学の本質
素数を求めて
欄外の書込み
ユークリッドの本の読まれていない巻
平行の議論
不思議な水瓶
死去した量の幽霊
決闘と怪物
結び目騒ぎ
第五の色
負数の平方根
気まぐれな運命の女神
自然の数学
カタストロフ
カオスの型
二次元半
独りぼっちの波
アルゴリズミはかく語りき
計算可能性の限界
地雷原への突入