臨界

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臨界

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  • サイズ A5判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103048336
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

消えたウラン、暗躍するCIA、驚愕の密約。佐賀、米国、中東を結び、日本の原発建設に仕掛けられた情報戦を描く大型エンタメ!

日本はハメられたのか!? 佐賀原発と欧米、中東を結ぶ闇を描くノンフィクション小説。四十年前、日本が陥った未曾有のエネルギー危機。背後でほくそ笑む大国、巨利を狙う世界企業、暗躍するCIA。東京、ワシントン、パリ、そして中東を結ぶ「影のライン」が発動し、ウラン精鉱が闇に消える……。日本の原発建設を利用した高度な情報戦、極秘取引とは。英米の公文書を徹底取材、小説でしか描けない驚愕の密約に迫る!

内容説明

40年前、世界を襲った未曾有のエネルギー危機。パニックに陥る日本、巨利を狙う世界企業、その背後で展開された高度な情報戦とは。佐賀、東京、ワシントン、パリ、ロンドン、そして中東。原発建設にのめりこむ日本を利用した極秘工作が動き出し、いわく付きのウラン精鉱が闇に消える…。これは「フクシマ」のプロローグだったのか。膨大な英米機密ファイルをもとに、国際政治の「密約の構図」に迫る!

著者等紹介

徳本栄一郎[トクモトエイイチロウ]
1963年佐賀県生まれ。英国ロイター通信特派員を経て、ジャーナリストとして活躍。国際政治・経済を主なテーマに、取材活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ren5000

15
往年の政治家などの有名人などが登場して懐かしいと思うより自分が子供のときに原発をめぐってこんなかけ引きが行われていたのかと思うと、政治に無関心というのはよくないなと強く思わせてくれた小説でした。今もそういったかけ引きが行われてるんだろうなあ。2015/04/09

茶幸才斎

5
佐賀県の実家を訪ねたジャーナリストの奥島勇一は、祖父の遺品の中に米国の機密書類の写しを見つける。73年の中東戦争を期に、日本がエネルギー政策を大きく転換した当時、佐賀県夏美町には九州初の原子力発電所が建設中だった。そこで反対運動に身を投じた祖父と、裏切り者と呼ばれた父。2人について調べ始めた勇一は、夏美原発稼働の陰にあった米国とイスラエルの暗躍を知る。自身がジャーナリストである筆者は、果たしてどの程度の事実を本作に盛り込んだのか。先頃、モデルとなった原発1号機の廃炉の方針に関する記事が地方紙に掲載された。2014/10/31

gg

1
作者自身のジャーナリストとして得た経験をもとに書いて自信をモデルにしている部分もあるのかなと感じた。陰謀論に興味のある自分としてはイスラエル、キッシンジャー(ゴールドファーブ、CIA,モサドといったキーワードは大変興味深く読めた。モサドは世界に散らばっている現地のユダヤ人に協力者が多数いるのだろうなと感じる。日本にはどれくらい潜伏しているのだろうか。前半部が面白かっただけに結末がいまひとつに感じてしまったのは残念。全体としては面白く読ませていただきました。2018/01/06

chuji

0
久喜市立中央図書館の本。2016/09/13

Tomoyuki Ishii

0
面白かったです。世界の縮図が見て取れる様だった。夏見町の原発建設に当たってそれを2018/11/19

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