出版社内容情報
季節の食材に、献立に、食べ合わせに、そして器に、うるさい夫妻が黙る! 娘の手料理100のメニューと意外なエピソードで甦る、白洲家の愉しき食卓。
内容説明
うるさい夫妻も黙った、旬の手料理120品と器づかいのごちそう。里いもの煮ころがしから焼き鳥まで、白洲さん家ならではの作り方、盛りつけ方、食べ方。
目次
からすみ、このわた、このこ、ふきのとうの醤油まぶし、わさびの葉の醤油漬け
ふぐちり、ふぐ刺し、ふぐの白子焼き
ししのしゅんかん
生牡蛎
目刺し、くわいの揚げ物
風呂ふき大根
酢の物
フルーツ・マセドアン
ピロシキ
鮭のハンバーグ〔ほか〕
著者等紹介
牧山桂子[マキヤマカツラコ]
1940年、白洲次郎・正子夫妻の長女として東京に生まれる。2001年10月に旧白洲邸「武相荘」を記念館としてオープンさせ、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズメ
10
見て味わい、読んで楽しみ、作って驚く本でした。盛り付けもセンスが良く、参考になります。それにしても、色々な意味でとても贅沢な食卓で、さすがに白洲家だと感心しました。ただ、レシピとしては、分量が書かれている料理は少ないので、作るにはこちらのセンスが試されているような気がしました。手元に置いて眺めて作って楽しみたい一冊です。2010/04/27
訪問者
3
うーん、白洲夫妻はこんな料理を食べていたのか。何か美味しそうというより、重量感のある料理の写真である。2017/07/28
kyoko
3
全部、著者の桂子さん(白洲夫妻の長女さん)が実際に作った食事。家族の思い出話も楽しく読みました。使っている器はご主人の作品も多くどれも素敵で見ていても楽しい本でした!2009/08/16
へへろ~本舗
2
白洲次郎氏と正子さんの長女である桂子さんの家庭料理本。料理も見ていて楽しいが器やクロスの組合せも素敵だ。本当に器がすごい!器の中にはご主人である陶芸家・牧山圭男さんの作品もはいっている。こうして見ていると桂子さんの料理には西洋食器より和食器の方が合っているような気がして来た。簡単な料理の作り方と掲載されている料理にまつわる白州家のエピソードが書いてあって面白かった。2017/03/09
思惟
1
母はこの世のような一皿を、生花のように目だけで楽しんで、ほんの一切れしか手をつけませんでした。 p90 梅干しは漬け始めたら、毎年漬けないとよくないことがおこる……また、今年は長い間続けていた糠床も駄目にしてしまいました。武相荘をオープンしてから失ったものは大きいです。 p912022/02/23