内容説明
私は売る女だった。あるとき、売る男に興味を持った。売る男から、買う女の本性が聞けると思った。女がひたむきに隠し続けてきた性の深層とその孤独を聞くことができるかもしれない。そう思った。―元風俗嬢作家の迫真ノンフィクション。
目次
健司、迷い込んだ街・新宿にて
淳、セックス付きのセラピスト
ケイ、笑わない瞳が見つめる「買う女」
ジュン、ペット君の風俗嬢的刹那主義
翼、オレが身体を売らない理由
ヒカル、売れる男になるための道程
澪、唯一絶対の「愛」を求め彷徨うホスト
拓也、「売り」と「恋愛」の境目
英明、出張ホストクラブ・オーナーの人生
結城、元風俗嬢作家との恋物語
著者等紹介
酒井あゆみ[サカイアユミ]
1971年福島県生まれ。上京後、18歳で風俗の世界に入り、ソープランド、ファッションヘルス、AV女優、ホテトル、性感マッサージ、SM倶楽部などを経験。23歳で風俗を引退し、AV系モデルのマネジメント業を経て、『東京夜の駆け込み寺』(幻冬舎アウトロー文庫)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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