出版社内容情報
“極真の猛虎”が死ぬ前にどうしても書き残しておきたかったこと――。大山倍達の素顔から熊殺しウィリーの真実まで、驚愕の回顧録。“極真の猛虎”が死ぬまでにどうしても書き残しておきたかったこと――。師・大山倍達の素顔から、第一回全日本選手権、梶原一騎と極真空手の真の関係、そして熊殺しウィリー・ウイリアムスの世界大会暴走反則やアントニオ猪木との格闘技戦まで。大山倍達の「鉄砲玉」として極真空手のさまざまな事件で体を張り続けた歴史の生き証人が、すべてを明かした! 驚愕の回顧録完成、ついに封印は解かれた!
小島 一志[コジマ カズシ]
著・文・その他
内容説明
“極真の猛虎”が死ぬ前にどうしても書き残しておきたかったこと―。
目次
序章 別れ
第1章 大山倍達との出逢い
第2章 キックボクシング参戦
第3章 第一回全日本大会と梶原一騎
第4章 世界大会と武道館問題、そして少林寺襲撃事件
第5章 幻のクーデター計画
第6章 映画を巡る大山と梶原の確執
第7章 「プロ空手」への渇望と挫折
第8章 ウィリーの暴走劇とプロレスへの接近
第9章 ウィリー猪木戦、地に墜ちた極真との決別
終章 されど、いまだ道半ば
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
£‥±±
7
「空手バカ一代」よりも規模を縮小した「新カラテ地獄変」的な内容に少々うんざりする所もあるが、苦みの中に道を極めんと足掻いた男たちの少しずつ歯車や道がずれていくアイロニーは中年になった読者には結構胸に響く物が有る。ライターとして出来るだけ平等な視点で描くと宣言しつつ肩入れする側への誘導が半端ではない小島氏の癖のある筆致も興味深い。苦い読後感だった「大山倍達の遺言」よりは作品内で語られる添野氏の爽やかさで救われている。それにしても極真会館と少林寺拳法の抗争の顛末は本書を読んで益々訳が分からなくなった。2018/06/03
SU
4
つい読んでしまいます2018/10/15
たかし
3
城西の虎こと添野義二から見た大山倍達伝。ウィリーと猪木の試合あたりまでを濃密に描き,肝心の添野破門,大山の死あたりはあっさりと。大山倍達の金の汚さが目立つし,弟子たちも鬱憤がたまっていたんだな。どれだけが真実なのかは分からないところもあるが,『空手バカ一代』を読んで感動していた身としては,これの半分でも事実であるならばとても悲しいことだ。著者がインタビューをしたものをまとめた形式なので,時系列はどうしても一貫しなかったり,重複があったりという点でやや読みにくいが,口語体なので仕方ないかな。2018/06/17
takao
1
ふむ2021/07/05
surgjack
0
☆☆☆☆☆2022/05/16