出版社内容情報
厳選204点の写真でつづるビジュアルな戦後史。永久保存版、豪華写真集!
撮影=土門拳、木村伊兵衛から写真愛好家まで、全148名。被写体=戦後60年間、日本全国の子どもたち!日本写真家協会が、2年の歳月を費やし、日本中の写真家2万点以上の作品のなかから選びぬいた写真で構成。戦後の荒廃、高度経済成長、バブル崩壊……それぞれの時代を生きた子どもたちの姿から、日本の戦後60年をたどる。
解説●重松清●
1963(昭和38)年、岡山県生まれ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。1991(平成3)年、『ビフォア・ラン』でデビュー。1999年、『ナイフ』で坪田譲治文学賞を、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001(平成13)年、『ビタミンF』で直木賞を受賞。著書は他に『日曜日の夕刊』『流星ワゴン』『きよしこ』『疾走』『卒業』『その日のまえに』など多数。
内容説明
日本写真家協会が、2年の歳月をかけ、24000点の写真から厳選した204点の写真でつづるビジュアルな戦後史。
目次
秋山武雄
秋山亮二
芥川仁
朝倉隆
荒木経惟
イシイヨシハル
石亀泰郎
石澤修次
石元泰博
板橋雄一〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさ
23
終戦後から1970年代、自分たちの世代の子ども時代へと写る子どもたち。モノがない時代、社会の波と共に踊らされる時代、それぞれの世代が精一杯生きてきたことをページをめくる毎に感じさせられる。10年程前に頻繁に開いていたこの写真集だけど、久しぶりに昔の子どもの素顔を眺めた。2019/12/13
シルク
11
表紙のこの子、なんか「…ひぴぎゃ~。。。😫」という、甲高い泣き声が聞こえてきそう。土門拳撮影の1枚。滋賀県立図書館で、「昭和期の写真で」「おかっぱのこどもが、お人形さん抱っこしてるような写真」「あるいは、筵敷いて、お人形さんごっこしてる写真」が欲しいとです、土門拳の写真集と、書架にあった昭和の日常の写真集は見たのだけど、もっと探し方無いやろかー…と、レファレンスをお願いした。そしたら、流石天下の滋賀県立図書館✨ 「土門拳」というのを手掛かりに、次から次と、素敵な本を見つけて、出してきてくださった。→2025/02/15
アセロラ
2
74ページ生後3ヶ月健診で体重計に乗ってる赤ちゃん、泣き顔がかわいくて、いつの時代も赤ちゃんは赤ちゃんの顔だ、と思いました。87ページ、沖縄の奥武島の制服姿の男の子たち、干潮で船が使えないときは、竹馬で久米島から帰宅する姿が衝撃的でした。2022/10/18
ひろただでござる
1
表紙の身も世もない泣き顔は何度見ても吹き出してしまう。終戦後暫くの間の子供に備わっているように見える“逞しさ”が現代に近づくに連れて無くなっていく…当たり前だと思うけどなんか不安…いや、それでも平和が1番。2016/08/09
よくふとる良太
1
今のおっさんの子供のころもたいしてかわんねぇ2013/12/05